「そんなつもりなかったのに」20代で転職を繰り返してしまう人に共通するポイント
あなたは、服を買う時にブランドで悩んだり、同時に気になる人にアプローチしたい時に
「やっぱりこっちじゃなかった」とか
「失敗したかも」「別の選択肢を選べばよかった」なんて
頭を抱えた経験はありませんか?
理想を実現するために、ベストな選択を追求することは良いことですが、余りにも理想にこだわることで満たされないままでいることは辛いですよね。
この心理的な状況には実は名前があって、「青い鳥症候群」と呼びます。
そもそも青い鳥症候群って何?
「青い鳥って何?Twitterのアイコンのこと?」
「いわゆるツイ廃みたいなやつかな?」と思われたかもしれません。
青い鳥症候群は、フランスのモーリス・メーテルリンク著の童話「青い鳥」から呼ばれています。
「青い鳥」の登場人物の「今よりもっといい状況があるはず」と現状を受け止められず、まだ見ぬ未来を探し求める様子から取り入れられているというわけです。
また、単純に優柔不断というわけではなく、青い鳥症候群とされる人は
今の自分の現実と、想像した理想を比較したり、ギャップを感じることで「もっといいものがあるはず」と根拠がないまま衝動的に行動する傾向があると言われています。
あなたはどうですか?ドキッとしたとしたら、青い鳥症候群にかかっているかもしれません。
実は、「自分は当てはまらないはず…」と思っていたとしても、働き方に青い鳥症候群が見られる可能性があります。
その理由は‥‥、
青い鳥症候群=転職中毒?2回以上転職してたら危険サイン?
あなたは
「今よりもっといい条件の企業があるはず」
「もっと待遇の良い企業があるはず」と転職をしたことはありませんか?
もし特に人間関係に問題がないけど、自分のイメージした企業と違う、こんなはずじゃなかったと転職を2回以上繰り返しているとしたら、青い鳥症候群の可能性が高いです。
「なーんだ。それって青い鳥症候群なんだ」と軽く思っているとしたら、危険です!
単純にその日の食事のメニューに一喜一憂する場合と違うのです。
なぜなら、転職履歴は職歴に記載したり、企業に問い合わせされた場合答える必要がありますよね?
あまりにも短いスパンの離職した経歴や、離職した理由は企業にとって最も注目するポイントになります。「この人はどうせ、すぐに辞めてしまうのでは?」と不信に思われてしまうと、エントリーしても書類審査で通らない場合もあります。
さらに、早期離職によって職種を変えた場合ではスキルも身についていない状況がほとんどです。
理想を追い求め、実現するためには行動が大切ですが、現状スキルや経歴からかけ離れた選択をしてしまうと遠回りになってしますし、思い通りにならないことへストレスを感じてしまいかねません。
「若手じゃないから…」なんて安心もNG!青い鳥症候群は20代だけじゃない?
さらに、社会人経験がある場合も青い鳥症候群に注意が必要です。
「自分は3年働いているし、経験もあるから」
「この業界に慣れて、スキルもついてるから大丈夫」と感じていませんか?
青い鳥症候群は社会人経験が短く、経験が浅い人がなるものと考えられますが、30代になっても傾向があることもあります。
この場合、見通しがついて仕事が難なくこなせてしまうからこそ危険と言えます。
これからの働き方に見切りがついてしまったために転職を繰り返してしまうという一面があるわけですね。
ですので、もしかしたら新卒入社以上に、3年目、4年目になって仕事に慣れてしまうと顕著に感じられるかもしれません。
青い鳥を見つけたい!でも、理想の職場って実際はない?
日本は合計すると、大中小企業あわせて約800万社あります。
細かくリサーチしたり、実際にエントリーして選考を受けることで理想の職場を見つけることは不可能ではありません。
ですが、全ての理想を備えた企業を見つけるためにはそれなりの課題があります。
いわゆる、土日祝日休みやゴールデンウイーク、お盆期間や年末年始の長期休暇を希望していても、不定休のシフト制だったらどうですか?
土日祝日固定の休みなら、年間の休日が120日以上確保出来るので魅力ですよね。
さらに、上記の休み体制が叶っていたとしても、給与が理想より少ないかもしれません。
理想的な休みが取れても、納得出来ない待遇では続けることは難しいと思うでしょう。
まさに、「あちらを立てればこちらが立たず二兎を追う者は一兎をも得ず」という状況に、あなたはまた困ってしまうかもしれません。
理想を叶える青い鳥だけど…妥協は必要?
「じゃあ、今の仕事に悩んでいる場合、どうしたらいいんだろう?」
「青い鳥を捕まえるなんて無理だから、諦めろってこと?」
もしかしたら、こんな感情を抱いてしまったかもしれません。
ですが、ちょっと待ってください!
この青い鳥症候群は、あくまで「現状を受け止めず」「理想だけを求めて」しまう場合を指します。
今のリアルな市場価値や、最終的に大きくステップアップするためにするアクションの転職であるなら、それは「青い鳥症候群」ではありません。
目指す場所に、一歩一歩階段を上がるようなものです。それは、決して闇雲に青い鳥を捕まえるためではないのです。
ですので、もしあなたは今まさに、この状況でキャリアアップ転職やキャリアチェンジ転職について悩んでいるとしたら、目先だけではなく
「これからの」あなたにとって今、ベストだと思う行動をとってください。
あなたにとって確かな青い鳥と出会う道は偶然や当てずっぽうではないのです。
たどり着き方さえ分かっていれば、それが最短ルートになるのですね。
もし、あなたが今まさに最短ルートに踏み出したい、と考えているとしたら、そのルートを示すコンパスになるような、専門家に相談することも大切です。
3回、4回と転職を繰り返すだけではなく、あなたにとって「本当の理想」を手に入れるためのアクションを忘れないでくださいね。