解雇後の再就職は不利になる?自信を持って転職活動を始めるためのポイント
突然ですが、あなたはこれまで解雇されたことによって会社を退職した経験はありますか?
解雇による退職となると、「再就職で不利になるのでは?」「普通に退職するより、転職活動のハードルが上がってしまうのでは?」という不安を感じたことがあるかもしれません。
解雇は、どうしてもネガティブなイメージを持ってしまうかもしれません。
ですが、同じ解雇でも「自己都合」か「会社都合」かによって再就職に影響があるかどうか変わってきます。
これから、そんな2つの解雇について解説いたしますので最後まで確認してみてくださいね。
【転職活動で不利になりにくい解雇】
■整理解雇
整理解雇とは、企業の業績不振などが原因となる解雇なので、会社都合の場合は、いち労働者に否は認められません。
この整理解雇は転職活動では従業員の落ち度による解雇ではないため、採用に関して不利になりにくいと言われています。
【転職活動で不利になってしまう解雇】
■普通解雇
普通解雇とは、勤務態度や能力不足などが原因で解雇されることを指します。
そのため、応募企業からは
協調性や忍耐力がないのではないか?
採用してもまた同じ問題を起こしてしまうのではないか?
などと疑問に感じられてしまうかもしれません。
普通解雇のケースでは、転職活動では不利になることが多いと言えます。
■懲戒解雇
懲戒解雇は、解雇の中で最も重い処分です。
そのため、応募企業からは
企業に問題なく業務を行えるのか?
採用してもまた同じような問題を起こしてしまうのではないか?
などと懸念されてしまう可能性が高いです。
つまり懲戒解雇の場合、特に転職活動では不利になる経歴となります。
もし、懲戒解雇を隠すことで採用されたとしても、
転職先の就業規則に懲戒解雇が経歴詐称に該当すると明記してあれば、採用の取り消しや懲戒解雇を受ける可能性がありますので注意が必要です。
■諭旨解雇
諭旨解雇とは、懲戒解雇に相当する事由があった場合に、会社と労働者で話し合い納得した上での解雇を指します。
諭旨解雇は、企業によっては懲戒解雇に相当する原因があったと考えられることもあります。
そのため、懲戒解雇と同等に応募企業にはマイナスな印象を与えてしまうかもしれません。
いずれも面接などで退職理由を聞かれた際は、正直に事実を伝えて、反省点と心機一転して業務に励む意思を示すことが大事ですよ。
このように解雇後に再就職を目指す場合は、
一度立ち止まってあなた自身のキャリアについて整理してみることから始めてみてください。
現時点で疑問や心配事があるならば、まずはプロに相談するなど解雇後の転職活動に関する疑問を解消するために行動してみてくださいね。
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今回の記事は、「解雇後の転職活動の注意点」についてお話しいたしますので、会社から解雇されて今後の転職活動に不安を抱えている場合は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
解雇されたことが再就職の際にバレることはある?
解雇された後に転職活動をスタートすると決めた場合、「再就職の際に応募企業にバレなければ問題ない」と感じるかもしれません。
ですが結論から言うと、解雇された事実がバレる可能性はあります。
具体的には、以下のような書類には解雇された事実が記載されているため、
入社後に企業へ提出する必要があった場合に知られてしまうかもしれません。
【退職証明書】
前職の企業を退職したことを証明する書類で
退職理由や退職の経緯などが記されている場合があります。
応募企業に退職証明書の提出を求められたら
解雇された事実を知られる可能性がありますので
選考時点で正直に話すなど、経歴を偽っていると思われないよう誠意を持って対応しておくと良いでしょう。
【離職票】
退職後1週間~10日程度で前職の企業から交付される書類で、失業保険をもらうためにハローワークに提出する必要があります。
退職理由や解雇の旨が記載されていますが、転職先の採用担当者に見せることはありません。
解雇されたかどうかについてはプライベートな情報なので、基本的には前職の企業から再就職先に連絡がいったり
あなた自身から申告したりしない限りは解雇された事実が判明する可能性は低いでしょう。
転職面接や書面において意図的に解雇の事実を隠すと経歴詐称に問われる可能性があるので、履歴書や面接で退職理由を聞かれた際に嘘をつくことは避けた方が賢明です。
もし解雇の説明に限らず面接全般の受け答えに不安がある場合は、転職に詳しいプロに相談して選考対策を行うことで自信を持って進めることが出来ますよ。
解雇後に転職活動を始めるなら、まずやるべきことは?
これまで、解雇後の転職活動における注意点についてお伝えしましたが、
いざ転職活動を始めようと思ったら、解雇経験の有無に関わらず、以下のポイントをチェックすることが大切です。
◎徹底的に自己分析を行う
◎プロのキャリアアドバイザーを活用する
まずは自己分析として、あなたの今までのキャリアを振り返って整理することが重要です。
あなたに合った転職先の企業を選ぶためには、希望条件や待遇面だけでなく、あなたのスキル・適性や得意な仕事を活かして会社に貢献できるかどうかという点も重要です。
そのため、自己分析であなたの強みや適性を明らかにすると、より満足度の高い転職先を見つけることができるかもしれません。
もし自己分析をしても思うように進められないのであれば、家族や親しい友人、転職経験のある知人からの意見やアドバイスを取り入れると、あなたのキャリアの可能性や仕事の視野も広がりますよ。
また、前述したように、前職で解雇された理由によっては選考でマイナスな印象に繋がってしまいかねませんので、不安に感じていたら慎重に進めるためにキャリアアドバイザーを活用することもおすすめです。
特に活用するなら、20代に特化したプロのキャリアアドバイザーを選ぶと、
・あなたの強みや適性を客観的に分析してもらえたり
・履歴書や職務経歴書を作成するための具体的なアドバイスが受けられるので
解雇後の転職でも不安を自信に変えて効率よく転職活動を進めることができますよ。
キャリアアドバイザーによっては、あなたの代わりに退職理由を応募企業に説明してもらえる場合もあります。