転職後の試用期間だけどミスマッチを感じる…次に踏み出すべきステップは?
「試用期間が始まってまだ一週間だけど、すでに職場への不信感がある」
「入社前にイメージしていた職場環境と実際の状況に大きなギャップがある」
「面接時に聞いていた内容と全く別の業務をやることになった」
「入社して5日が経ったけど、先輩の厳しい態度や圧に心が折れそう」
あなたも、このようにせっかく転職したのに、
試用期間中の会社が「自分に合っていない」と感じたことはありますか?
転職後の試用期間は、企業が本採用前にあなたの勤務態度や能力を評価し社員としての適性を判断する期間です。
そして同時に、あなたが「この会社は自分にマッチしているのか」ということを検討する期間でもあります。
この期間は、新しい環境に移ったばかりで慣れないことも多いはずです。
仕事でミスしたり人間関係が上手くいかないと不安に感じて「転職失敗した…」と考えてしまう可能性も…。
実際、どんなに企業研究を徹底した上で転職をしたとしても「入社後に全くギャップを感じない」ということはないかもしれません。
ですので、もしあなたが現在慣れない環境によるストレスを「ただのミスマッチだった」と思い込んでしまっているとしたら、
第三者に相談するなどあなた自身の状況を客観的に見つめ直してベストな選択をすることが大事です。
ところで、第三者に相談しても「やっぱり転職し直したい」という意思が強くなっていく時はどうしたらいいと思いますか?
今回の記事は、そんな入社後の試用期間に会社を辞める際の注意点について解説いたします。
あなたが「転職活動を終えて入社を控えている」もしくは「現在進行形で試用期間中」の場合は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
試用期間中に「合わない」と感じたら…退職の意思は早めに伝えることが重要
環境の変化によるストレスをすぐにミスマッチだと判断してしまうのは避けた方が良いことをお話ししました。
それでも、客観的に見てもミスマッチであると判断した場合、長くは働き続けられないと感じることもあると思います。
そうなってしまったら、試用期間中に退職したいと思ったら退職の意思は早めに伝えることが大事です。
もしかしたらあなたは、「試用期間中ならいつでも退職できる」と考えてはいませんか?
一般的に、試用期間中であっても退職の手続きは社内規定に沿って行う企業が多いと言われています。
退職の意思を伝える際には、最低でも2週間前には企業に伝えると、スムーズに手続きを行うことが出来ますよ。
さらに退職理由は、企業の不満を挙げることは避け「イメージしていた雰囲気と実際の雰囲気に違いがあった」など、あくまで”自分には合わなかった”という伝え方をすると印象を和らげることができ、円満退社にも繋がるはずです。
また、試用期間中に別の企業へ転職を考えた場合、在職中に転職活動を始めても問題はありません。
ただし、入社後すぐに転職する場合は「早期離職」となります。
半年以内に早期離職をして転職回数が増えてしまうとあなたのキャリアにマイナスな影響がある可能性も…。
一般的に20代で2回以上の転職経験がある場合、応募企業には「転職が多い」という印象を与えてしまう傾向にあり、キャリアにとって不利になる可能性が高いと言われているので、短期間で転職を繰り返すことは避けたいものです。
もし今後本当に転職したい企業が見つかっても、「早期転職が多い」という理由で選考で不利になってしまう状況を避けるために、慎重に考えてから転職を検討してみてくださいね。
また、あなたが自分自身では現状を冷静に判断できる自信がないと思ったら、第三者からあなたの現状に対する客観的な意見をもらうことで、安心して次の行動を決めることが出来るかもしれません。
次の転職は失敗したくない!入社後のミスマッチを防ぐために必要なことは
これまでに、「試用期間中に退職理由を伝える際の注意点」と「早期離職のリスク」についてお伝えしました。
それらのリスクを考慮した上で転職すると決意したら、まずやるべきことは、入社後のミスマッチを防ぐためにあなたが譲れない条件を決めることです。
しかし、条件を絞るためには妥協しなければならないことも出てきますよね。
では、実際にあなたの転職の妥協点を見極めるには何をするべきか分かりますか?
それは、あなたの転職活動の軸を明確にすることです。
転職活動の軸を決めておくと世間一般の価値観に影響されにくく、志望動機も明確になり効率的に企業選びや業種選びを行うことができますよ。
転職活動の軸を見つけるためには、まずは「自己分析」を行うことが第一歩です。
あなたが仕事をする上で大切にしていること・重視するものを明確にすることからスタートしてみてくださいね。
そして、あなたに合った転職先の企業を選ぶためには、希望条件や待遇面だけでなく、あなたのスキル・適性や得意な仕事を活かして会社に貢献できるかどうかという点も重要です。
そのため、自己分析であなたの強みや適性を明らかにすると、より満足度の高い転職先を見つけることができるかもしれません。
もし自己分析をしても思うように進められないのであれば、家族や親しい友人、転職経験のある知人からの意見やアドバイスを取り入れつつ軸を定めていくとあなたのキャリアの可能性や仕事の視野も広がりますよ。
また、前述したように、早期離職で転職回数が増えることは選考でマイナスな印象に繋がってしまいかねませんので、転職のリスクを踏まえてどのような行動を取ったらいいか慎重に進めるためにキャリアアドバイザーを活用することもおすすめです。
特に、早期退職者のサポート経験もあるプロを活用すると
・あなたの強みや適性を客観的に分析してもらえたり
・職務経歴書を作成するための具体的なアドバイスが受けられる
というサポートが期待出来ますよね。
キャリアアドバイザーによっては、あなたの代わりに退職理由を応募企業に説明してもらえる場合もありますよ。