「休職中」の転職でもマイナスな印象は払拭できる?面接で前向きに伝えるためのコツ
突然ですが、あなたは現在会社で働くことが難しく、休んでいたり、これから休職を考えてはいませんか?
実際に、すでに休職している場合、
あなたは休職をきっかけに人間関係や働き方を見直したことによって、復職するより新しい環境に変えて働きたい!と転職活動を始めようと考えたことがあるかもしれません。
休職はネガティブなイメージを持ってしまうかもしれませんが、休職を機に、一度立ち止まって自分自身のキャリアについて整理することは重要です。
あなたにとって本当に大切なものに気づくことが出来るかもしれませんし、環境を変えることで長期的にキャリアを安定させることにも繋がります。
しかし、「休職中の転職活動」と聞くと、
・休職中だと転職活動に不利なのでは?
・面接で休職中ということを話さないといけないのか?
・そもそも、休職中の転職活動は可能なのか?
と疑問が浮かんで少しハードルが高く感じてしまうかもしれません。
一般的に休職中でも転職活動は可能ですが、まず第一にあなたの健康状態を考えて慎重に判断することが大切です。
ただし、企業によっては休職中の転職活動を禁止する事項が就業規則に記載されている場合があります。
もし転職活動をしていることを現職の会社に知られてしまうと現職の会社とトラブルになる可能性も少なくありません。
休職期間とは、あくまで復職することを前提としていますので、休職中に転職活動していたことが知られてしまうと現職の会社に大きな不信感を与えてしまう場合があるのです。
最悪の場合、減給や降格・異動といった懲戒処分を受ける可能性もあるため注意が必要ですよ。
さらに、もし転職活動が思うように進まずに復職した場合にも、職場の人間関係やあなたの今後の昇給・昇格などに影響を与えてしまう可能性があるので親しい先輩や同期にも転職活動について相談するのは控えた方が良いかもしれません。
また、自己都合休職(働ける状態だが自分の意思で長期的に会社を休むこと)をしている場合は、
現職に復職することを前提としたものなので、
休職中の転職活動は推奨されることではないことを念頭に置いて考えてくださいね。
このように、休職中は転職活動を始める前に就業規則をきちんと確認した上で現職の会社に知られないように配慮して進めることが重要です。
もし休職中に自力で転職活動を始めようとしていたら、疑問点は曖昧なままにせず第三者の意見なども活用しながらスタートしてみてくださいね。
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今回の記事は、「休職中に転職活動をする際に面接で注意すべきポイント」についてお話しいたしますので、現在、休職中に転職活動をスタートしようとしていたら、ぜひ最後までチェックしてみてください!
転職活動の面接では休職していることを伝えるべき?伝えなかったらどうなる?
結論から言うと、応募企業に休職中である旨を自分から伝える義務はありません。
しかし、実際に休職中に転職活動をしていたことが内定後や入社後に発覚して、
内定取り消しや解雇となったケースも存在すると言われています。
企業は労働契約法において「労働者の安全への配慮」が義務付けられているため
もし求職者が心身の病気や怪我により休職した事実を隠して契約を結んだ場合、
就労後に安全配慮義務を果たせない可能性があるからです。
また、面接で「現在何か健康上の問題はありますか」など体調面に関する質問をされた際に虚偽の回答をした場合も、経歴詐称と見なされ内定取り消しとなる可能性は否めません。
他にも、休職中であることを隠そうすると曖昧に答えてしまったり回答に矛盾が生じて面接官に不信感を抱かれてしまう可能性もあるので、面接では自ら休職中であることを正直に伝えることをおすすめします。
もし休職の説明に限らず面接全般の受け答えに不安がある場合は、転職に詳しいプロに相談して選考対策を行うことで自信を持って進めることが出来ますよ。
現時点で疑問や心配事があるならば、まずはプロに相談するなど疑問を解消するために行動してみてくださいね。
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休職中の転職活動でマイナスな印象を与えないためには●●な表現に注意
休職中の転職活動では、採用されたい企業から「また休職してしまうのでは?」という懸念を払拭することが鍵になります。
そこで、応募する企業にマイナスな印象を与えないためには、以下の3つのポイントを取り入れることをおすすめします。それは、
◎自分自身や現職の企業に対するネガティブな表現は控える
◎復職ではなく転職を選んだ理由を客観的に考えて伝える
◎入社後は通常の勤務が可能で、企業に貢献する意欲を伝える
例えば、「自分が弱かったのが悪い」「自己管理が甘かったせいだ」といったあなた自身に関するネガティブな表現は控えてください。
面接はあなたをアピールする場ですので、休職中であっても堂々と自信を持って受け答えをすることが大事です。
また、たとえ休職に至った原因が現職の労働環境にある場合も、現職の会社に対する愚痴や不満などを話すことは控え、「客観的な事実」のみを伝えるよう注意してくださいね。
休職理由を伝える際は「月の残業時間が100時間を超えていた」など数値を用いると客観的に事実を伝えることが出来ますよ。
ですが、もしあなたが面接で、「感情的になってしまい事実を上手く伝えられる自信がない」「そもそも面接自体が苦手で客観的に事実を説明できるか分からない」などと悩んでいたら、インターネットの情報を頼りにするだけでなくプロのキャリアアドバイザーに相談してみることもおすすめです。
転職活動は必ずしも自力で行うものではありませんし、休職中であればなおさら心強い味方を持って進める方が安心できますよね。
あなたが自信を持って面接に臨めるよう、転職に詳しいプロに相談しながら進める方法も検討してみてくださいね。
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