漠然としたキャリアへの不安…なんとなくで転職する前に取るべき行動
「最近転職した同期から、毎日充実して仕事が楽しいと聞き、なんだか置いていかれた気分に…」
「友人が転職してから以前よりイキイキとしている姿を羨ましく感じ、自分も転職を意識し始めた」
「新卒2年目で転職した友人が新しい仕事に挑戦しながらスキルを磨いていると聞き、自分の現状と比較して焦りを感じた」
「入社して3年が経ち、転職する同僚が増えてきたので自分も心機一転して新しい環境で働きたい」
あなたはこのように、今の仕事や職場環境にこれといった不満はないけど「なんとなく転職したい」と感じることはありますか？
もしあなたが現在の職場や給与に対して
大きな不満を持っていないとしても、もし将来への不安が消えない場合、その原因はスキルの身につかない仕事を続けていることにあるかもしれません。
いつまでもスキルが身につかないとキャリアに自信が持てず、仕事のモチベーションを維持して働くのが困難になりがちです。
さらに、日々淡々と仕事をして、目に見えるスキルがないと感じる自分と、周りで仕事が充実している同僚や友人を比較してしまうと
ますます仕事に対する自信を失って現状への不安が募ってしまうかもしれません。
ただし、あなたが周りと比較してしまうことで、焦りから目的が明確でないまま転職活動を始めることはおすすめできません。
なぜならば、転職後も思うようにスキルを向上できずに成果を出せない状況に陥った場合、同じ理由で転職を繰り返してしまう可能性があるからです。
さらに転職回数が増えてしまうと、その後の転職活動で不利にはたらいてしまうケースもあります。
そのため、転職を考えているならば、
まずは「転職理由と転職で実現したいこと」を明確にすることで、本当に転職する必要はあるのか判断しやすくなるかもしれません。
今回の記事は、「スキルを身につけるために取るべき行動」についてお話いたしますので、現在スキルに自信がなく将来に漠然と不安を感じている場合は、ぜひ最後までチェックしてみてください！
まずは2つの行動で現状を改善できないかチェック
あなたが現在、スキルに自信がなくキャリアに必要な実力がついていないからモチベーションを維持しにくい…と感じていたら、以下の2つの行動を実践してみてください。
◎スキルアップのための勉強や自分磨きをしてみる
あなたは入社したら、おのずとスキルが身につくものだと思っていませんか？
スキルを身に付けたいと思ったら主体的に学ぶことが大事です。
実際に、仕事を通して身につくスキルもありますが、あくまでも会社は利益のために成果を上げることが目的ですので、教育制度に力を入れている会社であっても自主的に学ばなければ役に立つスキルを極めることは難しいかもしれません。
ですので、社外セミナーやスクールに通うなどスキルを習得できるチャンスは自ら掴むよう行動してみてくださいね。
◎小さくても目標を設定し、逆算して行動を起こしてみる
スキルが身につかないと悩んでいたら、あなたがどんなスキルを身につけてどのようにキャリアに繋げたいのかを見直すことから始めてみてください。
もし社内で資格取得サポートやスキルアップのためのセミナーといった制度が設けられていても、「なんとなくやった方が良さそうだから」という姿勢で目的が曖昧なままでは、努力しても結果を実感しにくい可能性があります。
まずは「どうなりたいか」というビジョンを掲げて
目標から逆算してやるべきことを明らかにしていくことで努力をしている実感を得やすいのはもちろん、目標を達成することで成功体験を得られるのでモチベーションを保ちやすく前向きな気持ちで仕事に臨めるようになるかもしれません。
具体的な数値を設定したり過去の自分の評価を超えるような目標を立てることで意識すべきことが明確になり行動に移しやすくなるので
あなたの貴重な時間と労力を無駄にせずスキルを向上でき、仕事でも昇給や昇進といったキャリアアップにも繋げられる可能性があります。
上記の2つの行動を実践してみることで、あなたのスキルの得ることを目的にすることも重要ですが、
何より、少しでも「目的のためにアクションを起こす」ということも意識してみてくださいね。
また、もし現在「今の仕事は誰にでも出来る仕事だから自分のスキルは役に立たない」
「もっと専門的な知識やスキルの身につく仕事がしたい」と感じていたら、働く環境を見直してみた方が良いかもしれません。
あなたの理想のキャリアプランを実現するために必要なスキルは何か、それを身に付けられる環境はどんな場所か、詳しく知るためにはプロのキャリアアドバイザーに相談してみることをオススメします。
努力しても不安が消えない職場からは抜け出したい！そんなときは
もしあなたが、現在の仕事に漠然と不安を抱えていたら、とりあえず転職活動を始めてみるのも悩みを解消するための一つの手段になるかもしれません。
転職市場のリサーチなど、今できることから行動してみることで転職の必要性や適切なタイミングが明らかになったり、現在の仕事にもう一度向き合うきっかけにもなるはずです。
ただし、前述したように転職活動を始める際は、まず「転職理由と転職で実現したいこと」
すなわち「あなたの転職活動の軸」を明確にすることが重要です。
もし”なんとなく”といった曖昧な理由で応募して転職活動を進めてしまうと、面接時に
・志望動機の内容が薄く、入社して働く姿がイメージできない
・あなたの仕事に対する価値観と企業の事業や方向性がマッチしない
など企業側にあなたの入社意欲を十分に伝えられない可能性があるからです。
最初に転職活動の軸を決めておくと世間や周りの人の意見に流されず、志望動機も明確になり効率的にあなたにピッタリな企業を選ぶことが出来るかもしれませんよ。
もし「転職の目的が明確ではないため求人探しの段階から躓いている…」
「そもそも転職しても良いか自分の判断に自信が持てない」という場合は第三者からの客観的な意見を参考にすることもおすすめですよ。
