「後継者・後任者がいないから辞めないで」と言われたら?20代転職活動のリアル対処法

人手不足やワンオペ業務のニュースは、今や珍しくありません。
そんな中で、あなたが転職を決意し「退職したい」と伝えたとき、もし会社からこんなふうに言われたらどうしますか?
「後任者がいないから、もう少し待ってほしい」
「引き継ぎが終わるまで辞めないで」
責任感が強い人ほど、こう言われると揺らいでしまうものです。
けれど、本当に従う必要がある?そんな疑問がありますよね?
ここでは、20代の転職活動でよくある「後任者問題」について整理していきます。
正直な話、後任者がいなくても退職できる?
結論から言うと、後任者がいなくても退職は可能です。
法律上は、退職の意思を伝えてから2週間が経過すれば辞められるとされています。
つまり、後任者を探すのは会社の責任であり、あなたが背負うべきものではありません。
「自分が抜けたら大変になるのでは…」と考えてしまうのは自然ですが、過度に責任を感じなくても大丈夫です。
もしあなたが「後任が見つかるまで待って」と言われたら
よくあるのが「後任者が見つかるまで退職を延期してほしい」というケースです。
ですが、会社にそのような権限はなく、従う義務もありません。
もちろん、いきなり辞めてしまうと職場に混乱が生じることもあります。
そのため、スケジュールを直属の上司と話し合いながら、引き継ぎ可能な範囲を進めておくと安心です。
大切なのは、入社先のスケジュールを優先すること。
あなたのキャリアを守ることが第一ですよ。
人手不足の会社を円満退職するためにできること
退職時に後任者がいない場合でも、引き継ぎ資料の作成は円満退職の大きな助けになります。
引き継ぎ資料にまとめておきたい内容は次の通りです。
・業務の全体像や目的
・作業手順や注意点
・優先順位やトラブル対応法
・取引先や社内連絡先の一覧
・書類やデータの保管場所
可能であれば、チーム内でも共有しておくと、後任者が決まるまでの負担を減らせます。
こうした小さな準備が、結果的に「立つ鳥跡を濁さず」という形になり、あなたの印象を良くしてくれるはずです。
それでも不安ならプロに相談を
どれだけ準備をしても、「本当にこれで大丈夫かな」と不安になるのは当然です。
とくに20代の転職活動では、退職手続きや入社準備の進め方に迷うことも多いですよね。
そんなときは、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。
プロに任せることで、自分だけでは気づけない準備の抜け漏れや、不安を一緒に解消してくれます。
まとめ
■後任者がいなくても、退職は可能。
■「引き継ぎが終わるまで辞めないで」に従う義務はない
■引き継ぎ資料を準備すると、円満退職に近づける
■不安なら転職のプロに相談するのがおすすめ
転職はあなたの人生の大きな選択です。
だからこそ、「会社の都合」よりも「自分の未来」を優先して大丈夫。
あなたが前向きに新しい一歩を踏み出せるよう、安心できる準備を進めていきましょう。



