20代、好きなことを仕事にするのは正解？メリット・デメリットと向いている人の特徴

「今の仕事にやりがいを感じられない」
「もっと自分の好きなことに携わりたい」
「新卒の頃に目指していた仕事が諦められない」
――あなたはそう考えた経験はありませんか？

特に20代で社会人経験を積み始めた人にとって、
“好きなことを仕事にする”という選択肢はとても魅力的に映るはずです。
実際に「好き」を原動力にして転職を考える人も少なくありません。

しかし、その一方で「本当にやっていけるのか」「後悔しないのか」と不安になる人も多いのが現実です。

今回は、好きなことを仕事にする際のメリット・デメリット、向いている人の特徴や考えるべきポイントについてお話しいたしますね。

好きなことを仕事にするメリット

一般的に以下の4つのようなメリットが考えられます。
・熱意を持って楽しんで仕事ができる
・やりがいを感じて充実感を得やすい
・仕事のストレスが溜まりにくい
・自己成長に繋がりやすい

特に20代のうちは成長スピードも早いため、
好きな分野で向上心を持って、新しい知識やスキルを身に付けるために
努力するモチベーションを保ちやすい傾向にありますよ。

一般的に以下の3つのようなデメリットが考えられます。
・理想と現実とのギャップを感じて自信を無くしてしまう可能性がある
・仕事に没頭して私生活に影響が出てしまう場合がある
・こだわりが強すぎるあまり仕事に支障をきたしてしまう可能性がある

好きなことを仕事にしたからといって、やりたいことだけに集中できるわけではありません。
好きな仕事の中で、あなたの苦手とする業務をこなさなければいけない場合もあります。

また、あなたが好きなことに対して強いこだわりを持っているとしたら
仕事の場面ではあなたの目指すクオリティではなく
クライアントの要望に合わせることを優先したり
納期に間に合わせるために妥協しなくてはいけない場合もありますよ。

では、好きなことを仕事にして成功しやすいのはどんな人でしょうか。
一般的には、以下の3つような特徴があると言われています。
・積極的に行動できる人
・やりたいことや明確な目標がある人
・仕事とプライベートをきっちり割り切れる人

趣味の延長であっても「仕事は大変なもの」という前提を理解し、
モチベーションを維持できる人は長く続けやすい傾向にありますよ。

一方で、以下の5つのような考え方の場合は向いていないかもしれません。
・仕事に対して受け身な人
・楽に仕事をしたいと考えている人
・セルフコントロールが苦手な人
・すぐに成果を得られる仕事がしたい人
・お金を稼ぎたい人

特に未経験からのキャリアチェンジは成果が出るまで時間がかかるため、
自ら目標を立てて行動したり自己管理をしながらスキルアップに向けて努力する必要がありますよ。

もし「好きなことを仕事にしたい」と考えているなら、まずは“どのくらい好きなのか”を確認してみてください。
リスクやデメリットを把握したうえで、あなたの得意分野や適性と照らし合わせることが大切です。

また、転職に踏み切る前に「今の会社で好きなことに近い業務を担当できないか」を探るのも一つの方法です。
現在の評価を高めてから部署異動を目指すなど、社内でキャリアを広げる可能性も検討してみてくださいね。
⇒あなたの強みを知る方法を見てみる

「好きを仕事にしたいけれど、今までのキャリアを無駄にしたくない」
「失敗するのが怖くて踏み出せない」
と悩むのは当然のことです。

そんなときは、キャリアアドバイザーに相談してみるのも有効です。
第三者の視点から、あなた一人では気づけない強みやキャリアの可能性を知ることで、新しい選択肢が見えてきます。

大切なのは“好きを追いかけること”と“現実的なキャリアの道筋”を両立させること。
焦らず一歩ずつ準備を重ねながら、あなたらしい働き方を見つけてくださいね。
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2025年8月19日 / 最終更新日時 : 2025年8月19日 kyarisapo