職務経歴書で「何を使えてどんな業務を行えるのか」どう書く?20代転職のための基本ポイント

転職活動を始めるとき、まず最初に取りかかるのが履歴書や職務経歴書の作成ですよね。
でも、「これで合ってるのかな?」「この書き方で伝わるのかな?」と不安になることはありませんか?
特に、目に見えないスキルや経験の書き方に迷う20代の方は多いもの。今回は、キャリア採用を目指す20代のために、職務経歴書で「スキルや業務内容」をどのように表現すればいいか、基本をわかりやすくまとめました。
PCスキルはどう書けば伝わる?
ただ「Wordが使えます」「Excelができます」と書くだけでは、正直なところ伝わりません。大切なのは、「何を使って、どんな業務に活かしていたか」をセットで書くこと。
たとえば、こんなふうに具体的に記載すると効果的です。
Word:報告書・会議議事録の作成
Excel:SUM関数、IF関数、ピボットテーブルによる集計
PowerPoint:営業用プレゼン資料の作成
企業が求めるスキルレベルは職種によって異なります。事前に求人票や企業情報をチェックして、必要とされるスキルに合わせて記載しましょう。
応募に関係ないスキルは書くべき?
履歴書を充実させようとして、つい関係ないスキルまで詰め込んでしまいがちですが、それは逆効果。伝えたい強みが埋もれてしまいます。
たとえば、営業職に応募するのに「動画編集」や「プログラミング」といった専門外のスキルを載せても、印象には残りません。大切なのは、「この企業が求めているスキルは何か?」を見極めて選ぶことです。
マネジメント経験は“数字と実例”で伝える
リーダー経験がある場合、「マネジメントスキルあります」とだけ書くのはもったいない!企業が知りたいのは、「どんな規模・難易度のマネジメント経験があるか」です。
例としては、
○年間、チームリーダーとしてメンバー4名の業務管理を担当
○件以上のプロジェクトを納期内に完了させた実績あり
など、数字やエピソードを交えて書くことで説得力が一気にアップします。
語学スキルに資格がないと書けない?
TOEICや英検などの資格がなくても、実務経験があるなら自信を持ってアピールしましょう。
たとえば、
英語での取引先との打ち合わせ経験あり
日常会話・ビジネス英会話が可能
など、「どんな場面で語学を使っていたか」が伝われば問題ありません。
キャリアチェンジしたいときはどう書く?
異業種へ転職したい、社会人経験が浅いという場合は、「今あるスキルの汎用性」を意識してみてください。
電話対応やビジネスメールがきちんとできる
報連相が身についている
初対面の相手とも円滑にコミュニケーションが取れる
こうした“社会人としての基本スキル”も、企業にとっては大事な戦力です。
活かせる経験が思いつかないときは?
今すぐ活かせるスキルが見当たらない…というときは、**「現在勉強していること」**を記載してみてください。
たとえば、
「簿記3級取得に向けて学習中」
「業務効率化のためにExcel関数を勉強中」
など、向上心が伝わる書き方をすることで、ポテンシャルをアピールできます。それでも何も思いつかない場合は、無理に書く必要はありません。空欄にしても問題ありませんよ。
20代の転職では、完璧な職務経歴書よりも、自分をどう伝えるかが大切です。迷ったら、企業目線で「この人に何を任せたいか?」を考えてみると、書くべきことが見えてくるはずです。
必要なスキルが曖昧なときは、転職エージェントに相談してみるのも一つの手。希望職種に合った書き方やアピールの仕方を一緒に考えてもらえますよ。



