面接、嘘ついたらどうなる?20代キャリア採用・転職での疑問を解消
転職活動の面接では、様々な質問を受けますよね。
出来るだけ正直に答えたいと思っても、「本当のことを言うとネガティブな印象を持たれるかも…」と躊躇してしまうもの。
そんな時、「今だけ嘘をついてもいいかな?」
「どうせ面接官もすぐに忘れてしまうだろう」
「直属の上司になるわけじゃないから、嘘を言っても気づかない」と感じるかもしれません。
もし、あなたがこれからの面接の応対に自信がない…と感じているのなら、最後までチェックしてみてくださいね。
Q.転職活動中です。自分の経歴に自信がありません。面接で少しでも嘘をついたらダメですか?
A.結論から言うと、嘘はつくことはおすすめしません。
嘘がバレてしまうと面接官にマイナスな印象を与えかねませんし、次の選考に進めない可能性が高くなってしまいます。
そもそも、多くの求職者の採用を行ってきた面接官なら、話を深堀りするうちに違和感を抱いたり会話の矛盾点に気づく可能性があります。
企業との信頼にも関わることなので事実を正直に伝えた方が良いですよ。
Q.面接で嘘をつくのはリスクが高いと聞きました。前職を人間関係のトラブルによって退職した場合も、正直に話すべきですか?
A.人間関係のトラブルといったネガティブな退職理由の場合は、ポジティブな言い回しに言い換えて伝えるようにしましょう。
ポジティブな表現に言い換えることは嘘にはなりません。
「キャリアアップのため」「気になる分野に挑戦したいから」といった前向きな理由を伝えるのが賢明です。
Q.第二志望の企業の面接が控えています。面接官から企業の志望度について質問されることがあると聞きましたが、正直に答えて良いですか?
A.応募企業が第一志望だと伝えるのがおすすめです。
また、その理由も深掘りされたら答えられるようにきちんと企業リサーチしておきましょう。
Q.キャリア採用の面接が控えています。前職を早期離職してしまったので不利になるか心配です。勤務年数を盛って伝えても良いでしょうか?
A.勤務年数を盛って伝えると、経歴詐称に問われる可能性があるため控えましょう。
経歴や学歴を詐称した場合、企業側に知られてしまうと減給や解雇にといった処分を受ける可能性があります。
そもそも転職活動では「経歴の高さ」だけが全てではありません。
見栄を張って経歴やスキルを盛るのではなく、あなたの良さをどのように伝えるかを重視してみてください。
Q.転職活動をしています。どうしても第一志望の企業に入社したいのですが、自分のスキルに自信がありません。面接で、一部だけでも嘘の強みを伝えても良いでしょうか?
A.あなたのスキルや強みに関して嘘をつくのはおすすめしません。
例えば、TOEICのスコアを盛ったり、持っていない資格を取得済みだと話したりなどスキルに関して嘘をついた場合、実際に入社して働き始めた際に業務に支障が出てしまう可能性があるからです。
また、大雑把な性格なのに仕事の丁寧さをアピールしたり苦手な業務を得意と話すなど、強みを偽って伝えた場合も入社後にミスマッチを感じやすいかもしれません。
ミスマッチは早期離職にも繋がりやすいため、
たとえ第一志望の企業だとしても、長く働くために「あなたのスキルや強みを活かせる環境かどうか」「応募企業の社風とマッチしているかどうか」をきちんと考えて判断することが重要ですよ。
Q.転職活動中です。もし経歴に関する嘘を内定後に知られた場合、内定を取り消される可能性はありますか?
A.内定後に嘘がバレた場合、経歴詐称を問われて内定を取り消される可能性があります。
また、入社する際に必須とされている経歴や資格について嘘をついていた場合なども減給や解雇処分を受けるケースもありますよ。
社内での信頼を失うだけでなく、解雇されると次の転職先を見つける際に不利になってしまう可能性も否めません。
仮に経歴に嘘をついて入社できたとしても、いつどんなタイミングで会社に知られてしまうかは分かりませんよね。
あなた自身、嘘をついたリスクを恐れながら転職活動をしたり偽った経歴で入社した企業で働くよりも、正しい経歴で採用された企業で働く方が精神的にも安定して働き続けられるはずです。
Q.転職活動の面接を予定しています。面接中に嘘をついてしまい後悔した経験があります。嘘をつかずに面接を成功させるにはどんな対策をしたら良いでしょうか?
A.以下の3つのポイントをチェックしてみてください。
・答えにくい質問の対策をしておく
・勉強している資格は明確にアピールする
・客観的な視点を取り入れた自己分析をしてあなたの強みを確認する
面接では答えにくい質問をされて咄嗟に嘘をついてしまう可能性も。
事前にリサーチしてあなたなりの回答を考えておくことで嘘をつくリスクを避けられるでしょう。
資格に関しては、取得済みと嘘をつかなくても、勉強していることや現時点での知識度を伝えることでアピール材料になりますよ。
また、面接は「立派な経歴」をアピールする場ではありません。
あなたの仕事のスタンスや価値観、強みが企業とマッチしているかという点が重視されています。
ですので、まずは今までの経験を振り返りあなたの得意なことや強みをきちんと整理することが大事です。
特に、面接では以下の内容を、エピソードを交えて具体的に答えられるようにしておくと良いですよ。
・前職までの経験を通してどのようなスキルや実績がついたのか
・今のスキルや実績を積み上げるまでにどんな努力をしていたか
・今まで培ってきたスキルや実績をどう活かして企業に貢献できるのか
もし自己分析をしてもあなたの強みが明確に分からない場合は、転職に詳しい第三者のアドバイスを活用することも一つの手です。
あなたが面接で自身の良さを偽りなく伝えて安心して働ける環境を見つけたいと思ったら、転職のプロを味方にして進める方法も検討してみてくださいね。
⇒あなたの良さを客観的に知る方法について見てみる