そもそも、企業は面接でなぜ「力を入れてきたもの」を知りたいの？

コラム

転職する時に潜り抜けないといけない大きなハードルに「面接」があることは知っていますよね？

この面接では基本的な「志望動機」はもちろん、
あなたの「資格」「スキル」、「長所と短所」を確認されることが多いもの。
さらにもう一つ、チェックされることがありますが、何だと思いますか？

それは、「これまであなたが力を入れたことや実績」です。
企業で業務を行う以上、「誠意を持って集中して仕事が行えるか」という
信頼感を感じるためにこの質問が設定されていると言われています。

ですが、20代での転職ではまだまだ社会人経験が少ないもの。

前職ではなくいわゆるガクチカ、「学生の時に力を入れたもの」でも良いか、迷うところです。
もし、そう感じているとしたら、なおさらあなたに必要な話かもしれませんので、最後までチェックしてくださいね。

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そもそも、企業はなぜ力を入れたものをなぜ知りたいの？

企業がなぜ、「力を入れて取り組んだ経験」を確認したいと思うのは、先述したように
何か物事に集中してきた人は、ものごとを持続する傾向があるため。

例えば、仕事を辞めたくなる理由のひとつで、
「ここで自分がやる仕事がなくなったから」
「毎日にハリがなくてやりがいを感じられなくなったから」と言う人がいますよね。

ですが、1つの物事に全力を尽くすことは「やることが無くなった」というように、カンタンに終わりに出来るものではありません。向き不向きがあるとしても、継続して物事に取り組める人は明確に「頑張った・意識したポイント」を説明出来るので出来るだけ学生時代ではなく、社会人で頑張ったことを説明出来ると良いですね。

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…そうは言っても、「成果」を上げたことや、企業で実績がない、なんて時に転職することは難しい…と思っていませんか？

何かに全力で取り組んだ経験がないのに、転職に迷いを感じる？…だからこそ必要なものは

結論から言えば、これまで取り立てて実績や成果がないとしても、転職することは可能です。

ですが、もし、あなたがこれまですでに何回か転職を繰り返している場合は特に面接での発言で注意すべきポイントがあるんです。それは、

「これまで多種多様な仕事をこなしてきたので、柔軟な対応が得意です！」

というような「自己RP」や「志望動機」です。

確かに、飲食店での接客の経験や小売販売など、業種やスタイルにこだわらず
業務を行えるということはたくさんの職種を経験したことで
着々とキャリアが積み上がっているイメージを持ったかもしれません。

ですが、見て分かる実績がない以上、柔軟な対応が出来ることが得意と感じていても、どうしても企業の人事としては慎重な対応をしてしまうもの。
なぜかというと、新しく人材を採用した企業としては、基本的な研修を行う必要があるためです。
そうするとすでに経験のある人材を始めから採用した方が、その分リソースを活用することが出来ますよね。

専門的な知識やスキルが必要な場合、研修があることが当たり前、と思ってしまいがちですが、研修自体、教えるプレイヤーとなる人材も必要になったり、仕事を覚える間にも給与が発生するなど企業にとってコストがかかります。

そうなってしまうと、未経験でコミュニケーション力が高い人材より、コミュニケーション力は高くないけど、これまで同じ職種でキャリアを積んだ人材に魅力を感じる傾向が高くなってしまいます。

ですので、もしあなたが
「なんとなく前職が
仕事をしてるうち自分に合わない感じがして」
といった理由で転職を繰り返しているとしたら要注意です。

特に家庭の事情や親類のトラブルなど、やむを得ない場合を除く短期的な転職を繰り返してしまうのはあまり得策とは言えません。

本当に「なんとなく」だとしたら、行動に移すキッカケや原因を深堀することでPRになったり、これから挑戦する企業のエントリーにプラスに働きかけることが出来るので、少し時間をかけてでも洗い出してみてくださいね。