会社に頼らない働き方って?向き不向き【メリットとデメリットまとめ】
あなたは趣味で作ったグッズや、身近な人に頼まれたパソコンの作業を褒められたり、喜ばれたことはありますか?
例えば、自分では片手間に作った簡単なデザイン作業だったのに
「これお金取れるよ!」「動画編集の専任の仕事じゃないの?」
「プロのデザイナーになれるんじゃない?」と
感謝されると嬉しいですよね。
そんな言葉がきっかけで、空いた時間に副業としてデザイナーをしたり、YouTubeの動画編集をしている人も増えているんだとか。
日本人はこれまで、どちらかと言うと
「皆と一緒に行動する」
「協調性が大事」
「単独行動は身勝手」
「学校の規則は絶対」
「部活は集団責任があった」
というように同調行動の面が多く見られると分析されています。
これは仕事でも同じで、
皆と同じように勉強して、進学して、
大学に行ったら新卒で入社し、終身雇用のある会社に定年まで勤める、というような流れもある種の同調行動かもしれません。
でも、そうは言っても今の時代
「企業に縛られるのは嫌だ」と感じて
脱サラし、個人事業主になる人も少なくありません。
最近は20代でも個人事業主として活躍しやすいと言われていますが
企業に属さない個人事業主のメリットとデメリットはどんなものがあると思いますか?
そもそも個人事業主ってどんなもの?明確に答えられないならチェック!
個人事業主は企業に属さず、自分自身が企業として成り立っている状態のこと。
個人事業主の開業・廃業等の届出書という届け出を出し、何らかの事業を行っているわけですね。
この個人事業主の開業・廃業等の届出書は届け出なくても個人事業を行うことはできますが、銀行口座を作ったり、経費として雑費を計上出来るというメリットがあります。
働き方の少数派?個人事業主で働くメリット・デメリットは
電車に乗ったり、町に出かけるとサラリーマンを見かけたり、ショップは店員さんがいますね。
目にする機会の多く感じるので、企業に勤める従業員の方が多数派で、フリーランスは少数派に感じてしまっていませんか?
ですが、先にお話ししたように、個人で仕事を獲得して、成果をあげる働き方をする個人事業主は2018年の時点で1000万人を超えるという調べが出ています。
企業としても、従業員を教育してスキルを身に着けさせるのではなく、その都度スキルを持った個人事業主にアウトソーシングして仕事を発注するという仕組みを利用している場面も珍しくありません。
会社に縛られない働き方は企業にとってもウィンウィンとも言えるますが、まずは働くメリットからご紹介いたしますね!
個人事業のメリット
◎場所を選ばず自由に働ける
◎契約数によって収入が増える
◎所属する企業に縛られない
◎企業に属さないので時間の使い方が自由
◎企業に勤めている時より対人関係のストレスが減る
◎業務を自分の自由に選べる
◎定年退職がないので好きなだけ稼げる
等々
スキルに自信があり、自分の時間を大切にする人にとってはかなり魅力的な働き方と言えますね!
では、逆に個人事業主のデメリットはあるのでしょうか?
⇩⇩⇩
個人事業主のデメリット
▲固定給がないので給料が安定しない
▲確定申告など自分で税金対策をする必要がある
▲スキルアップや契約案件に限界がある
▲人脈づくりのための出費がある
▲生命保険の掛金など経費では落とせない
▲赤字繰越ができる年数に限界がありリミットがある
▲社会保険・雇用保険に入れない
▲ワークライフバランスが偏る
このようなデメリットがあげられます。
従業員として働いていると、給与から天引きをされている保険料や年金を自分で納める必要があったり、仕事の契約をするための人脈づくりが大変だったという体験談も散見されます。
ですが、一番ネックとなるものは
「スキルアップが難しくなる」という点がです。
「スキル」があるからフリーランサーをしているのに、どういうことだと思いますか?
自分の好きなように働けることが個人事業主の弱点に?スキルアップの罠
個人事業主の要であり、最大の武器でもあるスキル。
あなたはこのスキルがなぜ、個人事業主になった時にネックになってしまうと思いますか?
実は、個人事業主は自由が良い点ですが、企業に属している時と違い
スキルが足りない場合は欠けたスキルの教育を契約している企業から行われることがありません。
1回獲得した契約でも、企業に満足いく成果の提供がされなかった場合、
「直してほしかった部分」のフィードバックもされないので、欠点が自覚出来ず成長がなく、無難な範囲の仕事ばかりになって、気が付けばスキルの限界の壁を感じてしまうのです。
その結果、偏った仕事ばかりになり、スキルアップが出来ないために
個人事業主を引退して、改めて企業に出戻る…というパターンも少なくないのです。
ですので、個人事業主になる場合は、好きな仕事に打ち込めるという自由だけではなく、営業やスキルアップの自己プロデュースが必須ということなんですね。
今は中学生でも起業し、個人事主として働ける出来る時代ではありますが、その分競争率は高くなっているとも言えます。
あなたがもし個人事業主に憧れている場合は、一度詳しく調べてみてから自分にマッチしているか検討してみてくださいね。
個人事業主に無理にならなくてもいい。企業に属しても自分らしく働ける
もし、あなたが個人事業主のような働き方に憧れているけど、
企業に属する安定感とスキルアップを両立させたい、と考えているのなら
いきなり個人事業主になる他にスキルアップのための転職をすることもおすすめです。
理想のスキルアップが出来る企業で働くことが出来れば、経験を積むことでゆくゆくは個人事業主として力を発揮出来るように研鑽することが出来ますよ。
ですので、まずはリアルタイムの転職市場に詳しいキャリアアドバイザーに今のあなたの状況を相談することから始めてみても良いかもしれません。