出勤前や休日に会社から連絡…これって常識?非常識?答えは

あなたはせっかくのお休みや出勤前の貴重な時間に同僚や部下から仕事の連絡が来て困る事はありせんか?
しっかり引継ぎもしたのに、土壇場で緊急の連絡が来てはたまりませんよね。

電話に出たり、メールを返したりする事は
確かに自宅や通勤時間に出来るとしても
このように業務前や勤務終了後、さらには有給などの休暇中に仕事の連絡が来てしまうと
悩んでしまいますし、心が休まりません。

一般的に、医療従事者など緊急救命やライフラインに関わる職業の場合、
規則上どうしても応答する必要があると言われていますが

いわゆる一般的な会社員の場合には休日や仕事終わりの時間の業務連絡は
一体どのような対応が正しいのでしょうか?

休日の業務連絡は基本的にNGってホント?

仕事に関するものですと休日などの勤務外に対応は原則NG…ということをあなたは知っていますか?
まずは、あなたの入社時に説明されている企業の規則を
確認してみましょう。

例えば金曜日の勤務後にメールの連絡で
施策や取引先から返答を求められた場合でも
返信をするのは月曜日など出社日の勤務時間で労働法的にはなんの問題もありません。

業務はあくまでも出勤している時間内に行うことが雇用制度で定められていますよ。

ですので、もし悩んでいるとしたら
この「勤務外である」という意識を忘れないようにすることが第一ステップです。

どうしても自分が対応しないといけない…そんな緊急の場合は?

あなたの上司が立場を行使して返信や連絡を強いる場合は「時間外労働」として手当が発生する場合があります。

例えば、テレワークやリモートワークで自宅にいて、
いつでも連絡が取れる環境にいたとしても
所定の勤務時間を外れてしまうと
「残業」や「時間外労働」となるので
企業は時間や業務に相当する手当を支払う義務が定められているためです。

さらに、定時外ですと労働基準法により、所定の給与や賃金より割り増しの手当を支払うように
規定されているので、あまりにも時間外の対応が慢性化し、
すぐに返信をすることを強いられているとしたら

割増賃金についてこれまでのメールや着信の履歴をエビデンスとして提出し企業に請求することももちろん可能ですよ。

それでも常習化している時間外の連絡や
仕事関連の問い合わせが企業から絶えないせいでパワハラを感じたりキャリアアップを見出せない場合は企業の社労士や法律相談所などに相談も検討してくださいね。

休日や勤務外の連絡は対応しなくてもいい!けど…

大手企業なら社労士や相談窓口、
労働組合で意見が通りやすいイメージがありますよね。ですが、いわゆる中小企業や、零細企業ですと

連絡が来たら休日でも応答する「忠誠心」や
先に入社した社員が当たり前に対応していたりで
連絡を保留にしたり、返事が遅れることで
心象が悪くなることが心配になってしまう、
という相談が散見されます。

あまりにも心身ともにストレスを感じてしまう場合は転職という選択をすることも間違いではありません。

もしあなたが、そんな環境で思い悩んで、かといって今後も通勤電車に乗らず
休日でも電話や対応を求められないような今後の待遇を少しでも良いものにしたいと感じているとしたら

まずは身近な頼れる第三者に相談をしたり、キャリアアドバイザーを活用してみてください。

キャリアアドバイザーは現在のあなたのキャリアの悩みを解消するだけではなく、
転職を希望する場合はカウンセリングを通してワンストップのサポートをいたします。

これからのあなたの貴重な時間やリソースを、休暇や労働時間外も脅かされないよう、まずは今日から出来るアクションを起こしてみてくださいね。

 
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