内定承諾から入社までの準備に関するよくある質問

Q.転職先に入社するまでの準備をスムーズに行うためのコツはありますか?
A.計画的にスケジュールを立てて早めに準備を進めることです。
たとえ内定承諾から入社までの期間が長くても
退職日や入社日を延期するということがないよう
気を抜かずに早めに準備を済ませるようにしましょう。

Q.転職活動における内定承諾から入社までの一般的な流れはどんな感じですか?
A.一般的に以下のような手順をとります。

1.内定承諾前に労働条件を再確認し、1週間以内に承諾の返事をする
2.退職の1~2ヶ月前に勤務先の会社に退職の意思を伝える
3.転職先の企業と雇用契約を結ぶ
4.退職準備を進める(退職日の決定・退職届の提出・業務の引き継ぎなど)
5.退職の2週間前頃から取引先への挨拶回り
6.会社で退職の挨拶・事務手続きを済ませて退職する
7.退職の公的な手続きをする
8.入社準備を進める
9.入社

内定承諾前に転職先の企業の労働条件を確認することが難しい場合は、電話やメールで採用担当者に連絡してみましょう。

Q.転職活動で内定を承諾をした後は何をしたら良いですか?
A.以下のように現在の勤務先と転職先の会社に連絡すると良いでしょう。

■転職先の会社
人事担当者に退職日の日程や入社予定日などを伝えましょう。
一般的に内定後3カ月以内に入社日を設定するケースが多いので余裕を持った入社時期を伝えると良いでしょう。

■勤務先の会社
退職希望日の1~2ヶ月前に退職の意思を伝えましょう。
基本的に転職先の企業が希望する入社時期に合わせて退職日を設定し、円満退社を目指して退職準備を進めることが大事です。

Q.転職のため退職する際に会社へ返却するべきものはありますか?
A.以下のように、社員であることを証明するもの・会社から貸与されたもの・会社の費用で購入したものは返却する必要があります。

・身分証明書(社員証・社章・カードキーなど)
・名刺(自分の名刺・仕事を通じて受け取った名刺)
・健康保険被保険者証(保険証)
・通勤定期代
・社費で購入した文具、備品、書籍、PCなど
・業務で使用した書類、制作物など
・制服

通勤定期代を会社の費用で購入している場合は
原則として退職日までに精算して返却することが一般的ですが、就業規則に記載があればそちらに沿って対応しましょう。

また一般的にPCを返却する際は初期化をせず
個人的に保存していたデータやファイルがある場合は削除しておくことをおすすめします。

また、制服は会社から指定がない限り、クリーニングをして返却するのが一般的なマナーとされています。

Q.転職にともなって退職時に会社から受け取るものはありますか?
A.以下のものを受け取る必要があります。

雇用保険被保険者証(保険証)
雇用保険に加入するために必要です。
会社が保管しているのか、自分が保管しているか分からない場合は在職中に確認しておきましょう。
もし紛失した場合はハローワークで再発行が可能です。

年金手帳
厚生年金保険の加入のために必要です。
保険証と同様に、会社が保管しているか、自分で保管しているかを事前に確認しておきましょう。
紛失した場合は、会社・年金事務所・所属する地区の市役所で再発行ができます。

源泉徴収票
一般的に退職後に郵送などで受け取る場合が多いです。
転職先の会社で、年末調整時に原本提出が必要になります。
年内に就職しない場合は、所得税の確定申告時に使用します。
一般的に発行までに時間がかかる場合が多いので
入社日までに発行が間に合わない場合は事前に発行時期を確認して転職先に提出時期を伝えておくと親切です。

健康診断書
申請しないともらえない場合もありますので注意しましょう。
入社時に健康診断書の提出を求められる場合もありますので、事前に転職先に健康診断書が必要かどうか確認しておくと良いでしょう。
新たに健康診断を受ける必要がある場合は、実費なのか会社から費用を出してもらえるのかを確認することをおすすめします。

退職証明書
離職届とは別もので、基本的に申請しないと発行してもらえない書類です。
一般的に手続きに時間がかかることが多いので
必要な場合は退職する1〜2週間前まで申請すると安心です。

上記の書類は入社時に必要になることが多いため
きちんと受け取りの確認をするようにしましょう。

Q.転職が理由でも退職時には社外の人にも挨拶するべきですか?
A.社内外を問わずお世話になった人には挨拶をすることをおすすめします。
メールやはがき、チャットなどで挨拶をする際に
社外の人に送る場合は、退職日の2〜3週間前に送りましょう。
社内の人に送る場合は、最終出社日に送ることが一般的ですが、社内での慣例があればそちらに従うと良いでしょう。

また挨拶の際は、転職先の社名を書く必要はありません。
相手との関係性によって、メール・はがき・チャット・対面など伝え方を使い分けると良いでしょう。

Q.転職を理由に退職する際に、メールで挨拶を伝えるには何を書いたら良いですか?
A.以下の内容を含めて書くと良いでしょう。
1段落目:挨拶、会社名と氏名
2段落目:退職の日程や感謝の言葉
3段落目:後任者の紹介や引き継ぎ状況の報告、締めの挨拶

また、取引先へ退職の挨拶をする際は
あなたの後任者について簡潔に紹介しましょう。

Q.転職を理由に退職する際に、はがきで挨拶を伝えるときの注意点はありますか?
A.以下のように頭語と結語を送る相手によって使い分けることです。
同僚・知人に送る場合は「拝啓/敬具」
取引先に送る場合は「謹啓/謹白」を使用しましょう。

本文では、退職の旨と退職時期、感謝の言葉を伝えます。
取引先に送る場合は後任者について簡潔に説明すると良いでしょう。

Q.一般的な転職で入社前や入社時に提出する書類にはどんなものがありますか?
A.一般的に以下のようなものがあります。
・扶養控除等申告書
・健康保険被扶養者異動届
・給与振込先の届書
・入社承諾書(入社誓約書)
・雇用契約書
・住民票記載事項証明書(住民票)
・身元証明書(身元保証書)
・従業員調書
・源泉徴収票
・年金手帳
・雇用保険被保険者証(保険証)

※企業によっては以下の書類の提出が必要な場合もあります。
健康診断書
退職証明書
免許・資格関連の証明書
卒業証明書

また第二新卒の転職では、卒業証明書の提出を求められる場合がありますので、必要かどうか事前に転職先の企業に確認しておきましょう。

Q.転職を理由に退職してから初出勤までに準備することは何ですか?
A.以下の点を準備しておきましょう。
・転職先に提出する書類を確認する
・転職先の就業規則を読んでおく
・転職先の業務の予備知識を身につける
・転職先で必要な備品を用意する
・初出勤時の服装・時間の確認をする

特に就業規則が手元にあれば目を通して
転職先での基本的なルールを把握しておくと安心です。

また初日から遅刻などしないように
出勤時間や出勤ルートを再確認して万全の状態にしておきましょう。

Q.退職してから入社までの期間が長い場合、転職先の企業と定期的に連絡を取った方が良いですか?
A.入社までの期間が長く空いてしまっても、企業側から特に指示がない限り頻繁に連絡を入れなくても良いでしょう。
緊急性の高い問題や手続きに関して問い合わせがある場合のみ連絡をしましょう。
一般的に入社前に連絡を取らなかったからといって失礼には当たりませんので心配しなくても大丈夫ですよ。

Q.入社前に転職先への挨拶は必要ですか?
A.必ずしも必要ではありません。
入社前に企業を訪問する機会があればそのときに挨拶すると良いでしょう。
また、転職先の企業や採用担当者の業務の都合に配慮してアポなしで訪問することは控えましょう。

Q.未経験で採用された場合、転職先への入社までに身につけておくべきことはありますか?
A.転職先の業界・職種の知識や業務に関する基礎知識を身につけておくと良いでしょう。
内定承諾時などに入社までに身につけておくべき業務知識はあるか質問してみることをおすすめします。

また経験職種の場合も、事業内容、取り扱う商品の種類・名称・特徴、主な取引先の名称、営業所の所在地などの基礎知識を身につけておくと即戦力として転職先で貢献できるでしょう。

■まずは診断してみる! ▼
Q1
Q,正社員として仕事をしたことがありますか?