まだ当たり前と思ってる?日本驚愕の働き方3つ
アメリカの大統領がトランプ氏からバイデン氏に変わりましたね。アメリカはコロナ禍でも給付金を国民に支給する頻度の高さが話題になりました。
もしかしたらあなたは、ニュースやネットを見て、日本政府への不満や現状の不安から
こんなことを感じたことはありませんか?
「日本はアメリカに比べて進歩していない」
「もっとアメリカを見習って、国民に還元してほしい」
「働き方もアメリカの方が社員に優しいんだろうな」
などなど、いきどおりを感じる気持ちです。
ところで、日本は100年前に比べれば、アメリカならび欧米化は西洋諸国の政治を取り入れてきたことは知っているかと思います。
つまり、働き方や商業を欧米諸国から真似ているのです。
現代も少しずつ、出社ではなくリモートワークを取り入れたり
企業に属さないフリーランスの個人事業主となる働き方が増えてきましたが
未だに「年功序列」の昇進制度があったり
新卒だけで能力があるのに回ってくる仕事が退屈というような
「日本の企業の働き方に自由度がない!」
「海外より遅れている!」
と感じてしまう原因が見受けられるかもしれません。
ですが、本当に日本の働き方は良くない部分ばかりなのでしょうか?
実はこれからの働き方の鍵を握る日本独自の働き方制度をご紹介するので、
絶対最後までチェックしてくださいね!
当たり前…じゃなかった!日本の働き方3つ
例えば、日本では新卒で入社してから定年まで一貫して企業に勤める
「終身雇用制度」というものがあります。あなたも聞いたことがあるかもしれませんね。
まず1つ目に終身雇用制度こそ、欧米諸国にない珍しい雇用制度なんです。
この「終身雇用制度」は第二次世界大戦後の日本に取り入れられた比較的新しい制度です。
戦前の日本の経済を支える職人はスキルアップするとより良い待遇の職場へステップアップしていっていたのですが、会社は優秀な職人をライバルに取られないために
◎働いた年月に応じた昇給
◎福利厚生
◎勤務した分に見合う退職金
等々をアピールして
「長くこの企業で働くこと」のメリットを打ち出し、長期雇用を増やす目的で
かかげられてきました。
この取り組みは職人に受け入れられたことで全国的に広がり、
1950年から60年代にかけて
「終身雇用制度」を取り入れる企業がメジャーとなる背景が生まれたんですね。
終身雇用制度は戦後の日本の経済を支え、会社のために頑張る!転職をしない!という常識まで作り出しました。
どんなに現状が辛くても、辛抱して続けることで右肩上がりに給与などの待遇が良くなるので、すぐに転職するという選択肢は減っていきました。
ですが、日本の特別な制度はこの
「終身雇用制度」だけではありません。
2つ目:優れたきめ細かい研修制度
日本企業は新卒一括採用をし、新入社員に研修を行うことが当たり前です。
しかし、欧米には「研修制度」という文化そのものがありません。
もちろん、企業のシステムや顧客情報の共有はあるものの、
「仕事をやりがなら覚える」という概念がないのです。
これは、アメリカなどの欧米諸国は
「仕事が出来る人がやる」ということが当たり前に浸透しているからです。
企業は経営を広げる貴重なリソース(時間・資源)を使ってまで
社員に仕事のノウハウを教えることはありませんし、
教える必要のある人はそもそも採用すらしません。
新卒であっても欧米諸国は大学や専門学校で必要なスキルを
既に身に着けている必要があるのに、
日本は研修制度が取り入れられているというのは驚きですよね。
ですが、日本は研修制度を取り入れている企業が多くあるため、
未経験からでもスタート出来る間口が広いのです。
これは、日本に住んでいると「当たり前」「常識」だと思いがちですが、
「先に技術を教えてから仕事をしてもらおう」という考え方は
世界から見ても珍しく、かなり親切な制度なんですよ!
ザックリ言えば「今は出来なくてもこのあと出来るようになればいいよ」
と言ってくれているみたいですもんね。
3つ目:簡単に解雇をされることがない
「明日から来なくていいよ」
実はこの言葉、アメリカでは日常茶飯事です。銀行の支店長でも、支店が潰れれば「君はもういらないよ」と解雇されてしまっても文句は言えないのです。
ですが、日本で従業員として働く場合、解雇するには納得するだけの理由と、事前告知が求められます。労働基準法によってしっかり守られているのです。
この労働基準法はアルバイトや契約社員、パートタイムにも適用される場合もありますが、正社員になるとより法によって立場が安定するのです。
ですが、現在この3つの
◎終身雇用制度
◎研修制度
◎簡単に解雇出来ない
を取り入れる企業の数が日本でも少なくなっています。
3つの強みをGETするために必要なものは…
2019年、日本が誇る大企業のトヨタですら
終身雇用制度の終了を認めていることを知っていますか?
トヨタですら終身雇用制度制度を諦めてしまう理由として
日本の企業の経営が不安定な状態も加味して
年功序列で給与のアップが難しくなったためでした。
今では勤続年数が上がるだけで
給与や待遇が上がっていく企業はかなりの少数派になっています。
さらにこの終身雇用制度とは別のタイプの雇用制度は現れたのです。
それこそ、欧米のベーシックな雇用スタイルである
「ジョブ型の雇用制度」なんですよ。
このジョブ型雇用はスキル型ともいわれ、
個人個人の持つ仕事のスキルによって評価が変わります。
勤続年数が長くても、スキルアップが出来ない場合は、必要に応じた努力が求められます。
ですが、このジョブ型が終身雇用制度とはまた別のメリットがあります。
それは、スキルがあって成果を出すことで年齢や勤続年数に関わらず、キャリアアップ出来るチャンスがあるから。
あなたが学び、武器が増えれば増えるほど、可能性や仕事の楽しさは広がります。
それに、冒頭でお話したように、日本にとって全く新しい取り組みというものではなく、
戦前の職人たちのように自分のスキルアップがキャリアのステップアップに繋がるスタイルに戻ったと思えば不安は少し減るかもしれませんね。
さらにジョブ型雇用の場合、就職した時に、大手企業じゃない少人数の企業だとしても、
自分の力で会社自体を強くしたり、市場を広げることも出来るわけです。
そしてあなたが、これからの働き方に不安になったり、
見通しのつかない、変化の多い現在に目の前が真っ暗になったとしても
終身雇用制度を超える楽しい働き方を見つけられる可能性を諦めないでください。
そして、今すぐにでも自分のスキルを活かした仕事がしたい!と
思った時は迷わず行動に移すことが絶対におススメです。
更にあなたが今、自分の武器になるスキルが基本的なPC操作など1個しかないから…と
キャリアアップの可能性の扉を閉じてしまわないように
一人で悩まず、プロのキャリアアドバイザーから、5つの武器を受け取ってくださいね!