現実逃避の断捨離が失敗する理由
2月、3月4月は引っ越しが多くなる季節ですね。大学の卒業や、親元から離れて一人暮らしをはじめたり、仕事の都合で単身赴任になったり…
いざ荷物をまとめると、ワンルームでも段ボール20箱分くらいになったり、ものの多さに驚きます。
大掃除といえば、物を出来るだけ持たない最低限の暮らし。とっても楽だと思いませんか?
ミニマリストになるメリットは、生活雑貨などモノを最低限にすることで余計な雑音を失くして、本当に集中したいことに全力を出すためのプロセスにあるとも言われています。
実際、タンスがいっぱいで溢れている人ほど
悩みや心配事は多く、部屋が乱雑する悪循環を生んでいるという調べがあります。
さらに部屋の荒れ具合って仕事の成果にも関わりがあるんです。
ミニマリストになりたい!モノを捨て続ければ仕事も順調?
人は不安を感じるとものに頼ったり収集するといわれています。
自信が持てないと洋服をたくさん買ってしまったり
「まだ使うかも…」と 数年着ていないのに捨てられない、ブランド品だから手放せないという
傾向があるのです。
これは、自分の気持ちやこれから先のキャリアに迷いがあることで
いるもの、いらないものの判断が鈍るためです。
ですが、モノをいくら大量に捨ててコップ1個で生活したり、ノイズを失くすために無印良品だけでクローゼットを埋めても意味がありません。
それは、形だけミニマリストになっても、肝心の集中したいこと…つまりなんのためにミニマリストになるのか目標が定まっていない場合は良い結果を生まないためです。
「人に認めてもらうためにミニマリストになる」「限界まで断捨離して自己肯定感を高めるためにミニマリストになる」という目標を持っていないとしたら、ものを過剰に減らすことにエネルギーを使うことを手放してみてくださいね。
あなたは今、ミニマリストになるより優先度が高いことを声に出せますか?
優先度が高いのに、後回しにしてしまっていることはないですか?
ミニマリストになりたいのに、タンスやクローゼットから迷わず洋服を選べないほど散らかっていたり、
自分では自分の好みが分かっているつもりでも
忙しさや不安によって迷いが邪魔をして混乱してしまうことってありますよね。
「ホントはこの服そんな好きじゃないんだよね…」という服ばかり着ていたり、無難な服ばかりで自分が本当に着たい服を抑えることは避けた方が良いです。
本来のあなたのポテンシャルややる気を下げる傾向があります。
ミニマリストは服を持たない!というイメージがあるかもしれませんが、ミニマリストは余計なノイズを捨てることです。
ミニマリストでも服を大量に持つ代わり、キッチンがスッキリしていたり、洋服以外のものを極限まで持たないようにしている人もいるのです。
話が逸れてしまいましたが…あなたが今、自分の着たい服や、何をすべきか悩んでしまったり判断が出来ない状態は危険な状態です。
行動することは良いですが、少し立ち止まって焦らない意識をしてみてくださいね。
ミニマリストより全てを自分で決めたい…でも大変!そんな時は
あなたがもし、今日から断捨離や余分なものを捨てたい…新しい自分と出会いたいけど難しいという時は、思い切って周囲の力を借りてみるのもおススメです。
友達を呼んで、自分は不要だけど必要なら捨てずに譲ったりすると、大切にしていたものを捨てる罪悪感は軽くなりますし、捨てるか悩んでいる時に背中を押してもらえます。
さらに、生きていく上の基盤になるもの・接する機会が多いものは「仕事」「働く環境」です。
もし、あなたがこれからの人生で、ミニマリストらしく必要なものだけで暮らしたい、不要なノイズは消去したいと考えているなら、環境を一転させることも重要です。
たとえば部署を変えたり、職種やキャリアチェンジをすることも手段の1つです。
そして、不要なものを捨てる時に背中を押してもらうように、あなたにもっとピッタリの環境に出会いたいと思ったら、キャリアカウンセラーや転職エージェントに現状を相談することも大切なプロセスです。
捨てることと、出会うことを必要以上に怖がらず、あなたの本当に目指すミニマリストのための生活を手に入れてくださいね。