反復練習が全部無駄になった理由

 
 
勉強で大切なことは反復すること。
分からないことでも繰り返すことで
はじめは意味が分からなくても
少しずつ理解出来るようになります。
 
スピードラーニングのように
聞くだけで英語を覚えられるというものもありましたよね。
 
今、忙しくて本を読む時間がない人に向けて、
オーディオブックやYouTubeチャンネルをイヤホンだけで聞き流すという勉強をする人もいます。
 
画面や本を見てしまうと行動が制限されて
集中力や成果が上がらないという問題も
耳から覚えることでクリアする人も増えました。
 
あなたやあなたの周りにも、高校受験での面接や
企業に就職する際の面接に
繰り返し質問の受け答えを練習した経験があるかもしれません。
 
ですが、同じ内容を繰り返し練習することは有効は反面
実践としてデメリットになってしまう部分があるんです。
 
それはどんなことか分かりますか?
 
時間をかけて反復してインプットすれば、
多少緊張していても伝えることが出来るので良いと思いますよね。
 
しかし、ある注意しなければならないポイントを押さえないと
特に面接で弱点になってしまうのはこういうことなんです。
 

台本読みになってない?反復練習の意外な落とし穴

例えば
あなたがもし、初めてのデート
「趣味は何ですか?」と聞いた時に相手が
 
「私の趣味は魚釣りです。私が数ある趣味から魚釣りを選んだ理由は小さな頃から海や川で遊ぶことが好きで、そこに暮らす生き物にも興味があったためです。
さらに釣った魚の飼育や調理にも知識を広めていているんですよね。そうそう魚って言うと海や川ってイメージですけど実は魚の暮らすそんな環境に欠かせない存在が山なんです。山の栄養が川や海に流れ出すことで元気に魚が暮らす事出来るので、たくさん魚が釣れるようになるんですよ。そしてさらに・・・」
 
と相手が答えたらどうですか?
多分、最後まで読むことを諦めたかもしれませんね。
 
確かにあなたが質問をしましたが、一方的に語られてしまっては反応に困ってしまいますよね。
 
もし、会話をスムーズにするのなら
「趣味はなんですか?」
「魚釣りです。魚が好きなんですよ!」
「へえ!何で魚が好きなんですか?キッカケがあったんですか?」
「実は小さな頃から海や川が好きで~・・・」
 
というように、会話のキャッチボールをすることで
自分の話を延々とされるよりは、集中して内容が入ってくると思います。
 
ちょっとしたポイントが会話の「間」や「伝えたい相手」を
意識しているか・していないかの
「伝わる話」の差に繋がるんですね。
 

あなたは一方的に話してない?損する状況にしないためには

 
一方的に語るのではなく、
あくまで会話を意識する必要性伝わったかと思います。
 
これは、デートの相手に質問する以外に
意見の発表やプレゼンテーションや自己PRにも必要になります。
 
プレゼンテーションや自己PRで会話?と首をかしげてしまうかもしれません。
 
ですが、相槌を求める以外にも、
会話を意識するたくさんの要素があるって知っていますか?
 
それは、相手の目を見て話すアイコンタクトを始め、
会話の間や身振り手振りなど様々なアクションをすることで
棒立ち・直立不動で一点を見つめて話すより
伝えたいことをより正確に相手に届けることが出来るわけですね。
 
なので、もしあなたがどんなに時間をかけて
完璧な受け答えやパワーポイントの資料の作成、
面接官に向けた自己PRを壁に向かって練習しても本領が発揮できません。
 
ただ文章をそのまま読んだだけでは
あなたの伝えたいことがしっかり伝わることができないからです。
 
あなたももしかしたら、想像していた質問ではなくて
予定外の質問に混乱して「頭が真っ白になってしまった」という経験がありませんでしたか?
 
ですので、まずはただ台本を用意して
延々と練習するのではなく、
 
どんな質問にも対応出来るよう
ブレない伝えたい本質を理解する
 
ということから始めてください。
 
 
この本質の軸を持つことで、
どんな質問に対しても話がかみ合わないという矛盾を生まなくなります。
本質はは、「努力したこと」「学んだこと」「目標としていること」というように
あなたの原体験を元にすることが重要なので、意識してみてくださいね。
 

そうは言っても、自分の本質なんて分からない…そんな時はどうすればいい?

プレゼンテーションやデートでの会話でも
伝える力」「会話のキャッチボール」は大切です。
 
さらに、もしあなたが、これから先のキャリアのために
ジョブチェンジや環境を変えることを考えているのなら、
特に軸となる「本質」が重要になります。
 
なぜなら、軸となる「本質」がしっかりしていないと
「どうして転職したいと思ったのか」
「どうしてこの仕事を選んだのか」
「決め手はなんだったのか」という
全ての根本が定まらないのです。
 
ですが、自分の本質を掘り下げることは難しいことでもあります。
特に未経験職種の場合、今までの仕事のスキルや経験を
どう繋げるか伝える技術が問われるからです。
 
ひとりではどこから取りかかれば良いか分からない…
コミュニケーションが得意だけでは繋げられない…
と思って悩んでいるとしたら
プロのキャリアアドバイザーに相談することも大切です。
 
 
キャリアアドバイザーはあなたの経歴や条件と合わせて、
履歴書の添削やアピール方法をしっかりサポートします。
 
特に、履歴書の添削は、転職サイトや転職エージェントによっては
サポート対象外となっていることも多いので、
履歴書の添削を希望している場合、
すぐに申し込んでみてくださいね。
 
 
そして、正しいあなたの本質という軸のもとに
反復練習を行ってパーフェクトな自己アピールを手に入れてくださいね。
 
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