20代で「家でも仕事」が習慣化している人が見落としがちなデメリットとは?

年末に向けて繁忙期のシーズン。
普段は定時で終わる仕事でも、この時期だけはバタつき、つい「家に持ち帰って仕事」をしてしまう方も増えます。
しかし、その当たり前が気づかないうちに習慣化してしまっていると、心身への負担はもちろん、会社とのトラブルに発展する可能性もあるため注意が必要です。
「最近、家でも作業することが増えてきた…」
そんな不安や違和感が少しでもあるなら、ぜひ最後までチェックして、この機会に改めて現状を見直してみてくださいね。
仕事を持ち帰ることのリスクと残業代の扱い

まず前提として、企業によっては情報漏えい防止のために、仕事を持ち帰ること自体を禁止している場合があります。
USBや社用PC、機密書類を自宅に持ち帰った結果、
万が一紛失してしまえば、重大な情報流出につながり、解雇や損害賠償請求といった厳しい処分を受ける可能性もあります。
また、残業代についても誤解が多いポイントです。
自分の判断で持ち帰って仕事をした場合は、残業代が発生しないことが一般的。
一方で、
・会社からの明確な指示があった場合や、
・持ち帰らざるを得ない業務量を上司に与えられていた場合は、
証拠があれば残業として認められる可能性があります。
上司からの指示メール、作業時間の報告など、客観的に残業を示せる記録を残すことが重要ですよ。
持ち帰り残業が続くことで起きるデメリット

週に数回の持ち帰り作業が「普通」になってくると、次第に心身の疲労や生活リズムの乱れが積み重なっていきます。
自宅は本来リラックスする場所ですが、家でも仕事を続けてしまうとオン・オフの切り替えが難しくなり、ストレスが抜けない状態に。
集中できる環境が整っていなければ効率も落ち、「時間をかけたのに進まない」という悪循環も起こりやすくなります。
こうした状態が長く続くと、仕事のパフォーマンスにも影響が出てしまいます。
だからこそ、まずは業務の進め方を見直すことが大切。
ToDo管理やショートカット活用、終わりの時間を決めて作業するなど、業務効率化の工夫は小さな積み重ねが効果を発揮します。
「週に2日は絶対に持ち帰らない」「水曜日は残業しない」など、小さな目標から取り組んでみることも効果的ですよ。
◎改善が難しい場合は環境を変える選択も

定時間際の仕事の丸投げや、終わらないほどの業務量が恒常化している場合は、まず直属の上司に相談するのが第一歩です。
証拠を示しながら現状を伝えることで、業務量の調整や進め方のアドバイスを得られる可能性があります。
しかし、相談しても状況が改善されず、「努力しても変わらない」と感じるなら、その職場環境はあなたに合っていないのかもしれません。
働き方は一つではなく、会社の風習や評価制度によってあなたの能力が発揮しにくいケースもあります。
今の環境に違和感があるなら、あなたらしく働ける場所を探すことも立派な選択ですよ。
持ち帰り残業の”当たり前”を卒業したいなら

あなたが現在、年末の慌ただしさに紛れて、家での仕事が当たり前になってしまうのは危険信号かもしれません。
今の働き方に少しでもモヤッとした感覚があるなら、ぜひ一度立ち止まり、あなたにとっての「ちょうどいい働き方」を見つめ直してみてくださいね。
もし第三者の視点が必要だと感じたら、一人で抱え込まず、あなたの働き方を一緒に考えてくれるプロに相談してみるのもひとつの方法です。
一対一での丁寧なカウンセリングを行っているプロのキャリアアドバイザーなら、あなたに合った解決策やキャリアプランを一緒にデザインしてくれます。
まずはあなたの現状や悩みを話すことから第一歩を踏み出してみてくださいね。



