勤続年数があるから辞められない?「サンクコストの罠」にハマっていませんか?

「せっかくここまで頑張ってきたのに、今さら辞めるなんて…」
そんなふうに思って、モヤモヤを抱えながら働き続けていませんか?
これは、実は「サンクコストの罠」にハマっているサインかもしれません。
サンクコストってなに?

■サンクコストとは、すでに回収できない支出や努力のことを指します。たとえば…
・行けなかった映画の前売り券
・サイズが合わなくなったけど捨てられない服
・食べずに賞味期限が切れた冷蔵庫の食材
等々。
これらはすべて「もう価値がないけど、もったいなくて手放せないもの」です。
そしてこれ、実はキャリアにも当てはまるんです。
今の仕事、サンクコストになっていませんか?

「この会社に入るまで大変だったから」
「もうすぐ勤続5年だし、今さら辞めるなんて…」
「今の環境には不満もあるけど、新しい場所でやっていける自信がない…」
このように、“頑張ってきた過去”に執着してしまい、今や将来の自分にとって最適とは言えない職場に居続けてしまう。
これは、キャリアのサンクコストです。
「もったいない」ではなく「もっとうまくやれる」視点へ。

沈んだ船は引き上げることができない。
同じように、今の職場での過去の努力は取り戻せません。もちろん、すべてがムダだったとは言いません。でも、「もったいない」からといって、心身に負担のかかる働き方を続けるのは危険です。
あなたはもっと、自分らしい働き方ができるはずです。
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サンクコストから自由になる第一歩を

過去の努力を否定しろという話ではありません。
でも、「積み上げてきたから、辞めるのはもったいない」という考えだけで、自分の未来を狭めてしまうのはもったいないですよね。
あなたの人生は、まだまだこれから。
「今の働き方、そろそろ見直したいかも…」
そんなふうに思ったときこそ、キャリアをアップデートするタイミングです。
過去を守るのではなく、未来をつくる選択に遅いことはありません。
そしてキャリアは「頑張ったから残る」ものではなく、「決断したから変えられる」ものです。
あなたが本当にやりたい働き方を、今から「一緒に探す」ことを選んでみてくださいね。



