試用期間の延長ってあるの?転職後に戸惑わないための基礎知識【20代向け】

「やっと内定が出た!あとは働くだけ」――そんなふうにホッとしたのも束の間、気になるのが「試用期間」。
特に初めての転職やキャリア採用では、「もしうまくいかなかったら…」と不安になるのも自然なことです。
結論から言うと、試用期間が延長されたり、その間に解雇されたりする可能性はゼロではありません。でも、必要以上に怖がる必要もありません。大切なのは、仕組みやルールを知っておくことです。
試用期間ってなに?

まず、試用期間とは「会社があなたを本採用するかどうかを見極めるための期間」。
同時に、あなた自身も「この会社、自分に合ってる?」と判断するための時間でもあります。
企業によって期間はさまざまですが、1ヶ月〜6ヶ月が一般的。そして、雇用契約書や就業規則にきちんと明記されている必要があります。
給与が少し低く設定されていたり、条件に違いが出ることもあるので、入社前に条件面をしっかりチェックしておくのが◎。
【気になる条件、入社前にチェック済み?】
無料でプロに相談できるサービスを活用して、働き方や条件を一緒に見直してみませんか?
試用期間が「延長される」って本当にある?

はい、実際に延長されることもあります。ただし、企業側が自由に延長できるわけではありません。
延長が認められるのは以下のような場合です:
就業規則や契約書に延長についての記載がある
入院など、やむを得ない理由で出勤日数が少なかった
本人の反省を見たいような勤務態度の問題があった
一方で、「もうちょっと安く使いたいから」「評価は後回しで…」という理由での延長はNG。
納得できない場合は、理由を確認するのを忘れずに。
試用期間中の解雇や退職は?

試用期間だからといって、企業が自由に解雇できるわけではありません。
欠勤が多い、明らかな勤務態度の悪さ、経歴詐称など、客観的で合理的な理由が必要です。
また、あなた自身が辞める場合も「即日退職」は基本できません。最低でも2週間前には申し出が必要。
退職理由も、「会社が悪い」といった伝え方ではなく、「雰囲気が自分には合わなかった」など、やわらかく伝えるのが好印象です。
【円満に退職したい方へ】
伝え方・手続き、ひとりで不安ならプロのキャリアサポートを頼ってみてください。
社会保険や残業、他にも気になることは?

社会保険は基本的に試用期間中も加入対象
残業が発生したら、試用期間中でも企業は残業代を支払う義務あり
転職活動はしてもOK(ただし、短期離職が続くと印象が悪くなる場合も)
…と、細かいルールは色々ありますが、「知ってるか知らないか」で安心感はかなり変わります。
試用期間中に感じる不安や違和感を見過ごさず、「このままでいいのかな?」と思ったら、まずは誰かに相談するのも一つの手です。
【試用期間の悩み、抱え込まないで】
キャリアのプロが、あなたの働き方に寄り添ってくれます。
「試用期間」はゴールじゃなくて、新しいスタートの準備期間。
焦らず、でも曖昧にせず、自分のキャリアを守るためにも一歩ずつ整えていきましょうね。



