求人の「キャリアパス」とは何ですか?20代キャリア採用・転職の疑問を解消
あなたは「キャリアパス」という言葉を聞いたことはありますか?
実は20代の転職活動や採用面接でも登場する言葉なんです。
もし、あなたが今までこの「キャリアパス」という言葉を聞いたことがないけど、これから転職活動を始めようと思っているのなら最後までチェックしてくださいね。
Q.求人に記載してある「キャリアパス」とは何ですか?
A.キャリアパスは企業内でのキャリアアップのルートを意味します。
一般的にキャリアパスが提示される企業の場合、
「どのような業務をどのくらいの期間で、どの程度のスキルを身につければ目標のポジションに就けるのか」
といった内容が具体的に提示されていますので
あなたの目指すキャリアのステップを把握することができます。
ただし、企業によってキャリアパスの認識は異なりますので、募集要項で確認したり面接時に直接質問すると良いでしょう。
Q.キャリアパスを提示している企業に転職するメリットは何ですか?
A.一般的に以下のようなメリットがあるとされています。
・目的意識を持って仕事に取り組めるので、成果につながりやすい
・成果が評価されることで社内での昇進が実現しやすくなる
・面談時にキャリアパスについて話し合い、自分の強みや弱みが明らかになるため、足りないスキルや経験を補うことができる
キャリアパスが提示されていると、目的達成のためにモチベーションを保って仕事に取り組めるため成果に繋がりやすいと言えます。
もし上司や人事と面談を行う場合は、
キャリアパスについて話し合うとあなたの強みや弱みが明確になり、必要なスキル・経験を補うことができますのでキャリアアップに繋がる可能性があるでしょう。
Q.現在、転職活動をしています。「キャリアパス」と「キャリアプラン」の違いは何ですか?
A.以下のような違いがあります。
【キャリアパス】
「企業内で目標とする職務や役職に辿り着くまでの道筋」
【キャリアプラン】
「企業内だけではなく転職や起業などを含めて、
どのようなキャリアを形成していきたいか計画を立てること」
キャリアパスとは、主に求人などにおいて「昇格や昇進のルートを企業が提示すること」です。
一方で、キャリアプランとは「求職者が理想のキャリアを実現するために計画を立てること」を指します。
キャリアの道筋を企業側が提示するのか、それとも求職者個人が自分のキャリアを計画するのか、といった違いがあります。
Q.転職活動中ですが、自分のキャリアプランが思いつきません。どのように考えたらいいですか?
A.以下のような手順でキャリアプランを考えると良いでしょう。
①自己分析と今までのキャリアの棚卸しをする
経験した業務内容、実務経験から学んだこと、成功体験、失敗体験などを書き出しましょう。
その経験からどのようなことにやりがいを感じるのかを深堀りすると、あなたの強みや弱み、仕事への価値観などが明確になりますよ。
②目標を決める
自分が最終的に働きたいポジションを明確にします。
【例】
「店舗経営の経験を活かしてマネジメント職に就きたい」
「エンジニアとしてもっと専門分野を磨いてスペシャリストの道に進みたい」
③目標を実現するための道筋を考える
あなたの目指すゴールから逆算して必要なスキル・経験を見出します。
資格が必要な場合は、
「〇年に勉強を始め〇歳までに取得する」
といった課題を立ててみると良いでしょう。
Q.転職活動でキャリアプランを考える際の注意点はありますか?
A.以下の3点に注意しましょう。
■柔軟性を持って考える
必ずしも事前に提示された通りのキャリアパスを歩めるとは限りません。
企業によってはその年の業績が悪かったり繁忙期であると、提示されていたキャリアパスが変更される可能性もありますので、状況によっては妥協が必要な場面もあることを理解しておきましょう。
■定期的に見直す
環境によっては自分の考え方が変わったり
家庭の事情でキャリアを変更しなくてはいけない可能性もありますので、一年に一回は自分のキャリアプランを見直してみましょう。
また、企業からキャリアパスを提示されている場合は、見直したうえで新たに目標を設定する必要があると言えます。
■周りのアドバイスをもらう
上司や同期に相談して、希望するキャリアパスがあなたに合っているかを客観的に判断してもらうことも大事です。
もし職場の人や友人に相談しづらい場合は転職エージェントに相談してみることも検討してみてくださいね。
Q.転職時の面接でキャリアプランについて答えるポイントはありますか?
A.応募する企業の方向性に合わせたキャリアプランを答えることがポイントです。
そのために応募求人に記載されたキャリアパスをきちんと確認して、応募企業の業務内容や方向性を把握しておきましょう。
また、応募先の企業のホームページで先輩社員のキャリアパスの例が紹介されている場合は
それを参考にして志望動機や転職理由をアピールすると説得力が出ますので確認してみてくださいね。