労力は出来るだけ減らしたいもの…もし真逆の企業だったら?
「はじめからExcelを使えば、一瞬で計算が出来るのに、なんでうちの会社は電卓で計算するんだろ…」
「いちいち電話するんじゃなくて、メールやチャットでやり取りした方がレスポンスが早いのに」
「はんこ文化健在すぎて…上司の印にお辞儀印しないと説教だし…時間のムダ!」
あなたは仕事をしていて、こんな苦痛を感じたことはありませんか?
確かに、効率化を進めるための機械やソフトの導入は初期投資が必要になるので、すぐに取り組めるものではありません。ですが、ただひたすら作業を増やしてしまっている業務が負担になっているのなら改善する必要は当然ありますよね。
企業によっては、休暇や有給休暇を取るためにも、手書きで申請用紙を印刷して理由を記載して、さらに上司3人にはんこを貰わなくてはいけない…なんてルールもあるのだとか。
ですが、ムダと感じる作業でも、企業によってルール化されていると「非効率です!」のひと言で覆すことはカンタンではありませんよね。
もしあなたが労力を尽くし、効率性を無視する職場にいたとしたら、どうですか?
改善する必要があると感じますか?それとも、「仕方ない」と受け入れますか?
労力は出来るだけ減らしたいもの…もし真逆の企業だったら?
「あの人は辛い思いをして、やっと金メダルをとれたんだね」
「誰よりも努力して苦労しているから、オリンピック選手になれたんだよ」
成功しているプロスポーツ選手やアスリート、そしてベンチャー企業としてゼロから起業した企業家は、そもそも「労力」を費やしたのでしょうか?
あなたは、「はい」「いいえ」のどっちだと思いますか?
もし、「もちろん、答えははい。だって労力を費やしたから成功したんだ」と答えたとしたら…半分正解です。
なぜなら、必ずしも労力を費やしたからステップアップしたわけではないためです。
楽しみながら経験を積んだことでスキルを獲得したとしたら、それはその人にとって労力ではなく「必要なプロセス」になります。
そもそも、当の本人はトレーニングや経済活動は「苦しくて辛いもの」ではゴールまで到達のハードルははるかに高くなります。自分にとって楽しいことだからこそ続けることを可能にします。
例えば、有名YouTuberになるために必要な要素の1つとして、「毎日必ず動画をアップする」というものがあるって知っていますか?
ただ、「有名になりたいから」「お金を稼ぎたいから」という気持ちだけでスタートするとコンテンツも充実しませんし、バイトをするよりコスパが悪くなりかねません。YouTuberのHIKAKIN氏が寝る間を惜しんで動画編集をする様子はまさに「終わりのないマラソン」と称されるほどです。
ですが、HIKAKIN氏の場合「何より配信が楽しい」「動画を編集することが好き」という気持ちを持つことが基礎にあるわけですね。
つまり、HIKAKIN氏にとっての配信のように、仕事でも自分にマッチした道を選ぶことが出来れば、そもそも労力を費やすというものではなくなります。さらにそんなHIKAKIN氏の前向きで、視聴者とコミュニケーションをはかる姿勢が好感度に通じ、動画の視聴率がさらに上がるという良い循環を生んでいるとも言われていますよ。
マッチした仕事をしているのなら、いくら努力しても楽しいですし成果が出ればもっと頑張ろうとなるわけですね!
限られたあなたの労力を浪費しないために一歩踏み出そう
もしも、あなたが今「辛いけど、頑張らなきゃ」と感じているとしたら、注意すべき状態かもしれません。
特に喜びや実感ではなく苦痛に感じているのなら、あなたの貴重な人生のリソース(資源、時間)を奪ってしまいます。
確かに成長や実績を積むことはできますが、興味を持っていたり、長時間取り組める特技ならそれ以上の成果を得られる可能性があるためです。
しかも、「苦労をしろ!」と言う環境は必要以上のタスクをあなたに課し、取り組ませて当たり前としている場合も考えられます。
繰り返しになりますが、あなたに必要なスキルは楽しむことでも身に着けられます。
スキルの「成長」を目指すなら、マッチした場所を見つけてくださいね。
もし、今すぐにでもあなたが自分に本当に合った仕事を楽しみたいと感じているなら、すぐにでも行動を起こした方が絶対に良いです。
なぜなら、行動を起こしたいと感じているということは、もうあなたの中で「今の苦労」の限界を感じているから。
解決出来ないモヤモヤを抱えることは精神的にも安心出来ず良い状態と言えません。
まずは現状をキャリアアドバイザーに相談して、本当に進みたい道を見つけることが大切です。
もし今の状況に少しでも違和感を感じている場合は、迷わず違う環境へ踏み出すことを忘れないでくださいね!