パワハラぎりぎり…仕事を辞めたくなる瞬間5選
様々なハラスメントが社会問題になっています。特に身近で、加害側も無自覚の場合で多いパターンは「パワーハラスメント」です。
厚生労働省の定義によれば、
パワーハラスメントとは優越的な関係に
基づいて(優位性を背景に)行われること とされています。例えば、
○ 当該行為を受ける労働者が行為者に対して抵抗又は拒絶することができない蓋然性が高い関係に基づいて行われること
○ 職務上の地位が上位の者による行為
○ 同僚又は部下による行為で、当該行為を行う者が業務上、必要な知識や豊富な経験を有しており、当該者の協力を得なければ業務の円滑な遂行を行うことが困難であるもの
○ 同僚又は部下からの集団による行為で、これに抵抗又は拒絶することが困難であるもの
また、業務の適正な範囲を超えて行われる
○ 社会通念に照らし、当該行為が明らかに業務上の必要性がない、又はその態様が相当でないものであること○ 業務上明らかに必要性のない行為
○ 業務の目的を大きく逸脱した行為
○ 業務を遂行するための手段として不適当な行為
さて、ここで問題ですが、あなたは以下のどの言葉がパワハラにあたると思いますか?
A.「この後、飲みに行くけどお前も行くよな?」
B.「どうしてこんな簡単な仕事も出来ないんだ?」
C.「キミのために言っているんだよ」
D.「言われたことだけすればいいんだ」
分かりますか?
実はこれらすべて、状況によってはパワハラとされてしまうのです。
なぜなら、パワハラの定義は「された側」が不快感を感じるかどうかだからです。
つまり、もしあなたが現職で「みんな笑っているから、普通なのか…」と違和感を感じている嫌な言葉があれば、パワハラと感じても良いのですね。
ところで、パワハラまでいかなくても、残業をしたくないのに、上司や上の立場の社員がサービス残業を強いたり
現場に来ない上層部の経営陣が強引に利益重視でスタッフを振り回したり、そんな職場に不満を感じているかもしれません。
もし、こんな壁を仕事でも感じてしまっているとしたら、それはパワハラに関わらず5つの原因が元になっているかもしれません。
パワハラぎりぎり…仕事を辞めたくなる瞬間5選
1.すぐに部下や人のせいにする
会社全体の目標や店舗の売り上げなど達成出来なかったり、クレームがあるたび部下や自分より下の立場のせいにする上司には困ったもの。
仕事はチームでするものですので、「どうせミスしても自分たちが理不尽に怒られる」と思ってしまってはモチベーションが下がるどころか社員の定着率も悪くなってしまいますよね。
2.必要なルールや決め事時に話し合いをしない
重要な項目や接客が関わることなどの仕様を「上司の一存」だけで決められてしまった経験はありませんか?
結果的に良かったならまだしも、話し合いをしなかったせいでミスや事故が起きてしまっては言葉もありません。
3.自分の考えが常に一番正しいと思っている
改善策や問題点を提起しても「お前は黙って従っていればいい」「どうせ分かってないんだろ」と一蹴されてはどうですか?
先にもお伝えしように、仕事とはチームで行うものですよね。周りの意見を聞く立場にある人がそうしないのはやる気どころか転職をしようと思うキッカケになります。
4.気に入らない、不機嫌になると逆ギレする
特定の人に感情をあらわにしたり、ミスをした人に暴言を言ったり…。そんな職場はいるだけでも苦痛を感じてしまいますよね?
これは、重大なパワハラやモラハラ問題とも言えます。この環境にいることで、あなたのメンタルにも悪影響を及ぼす可能性が高いと思われます。
もし、新しい環境に移るとするならば、まずはキャリアアドバイザーなどキャリアのプロを活用してみることで、あなたに必要なアドバイスを受け取ることが出来ますね。
5.意見を言っても否定されることが多い
「お前は●●だけやっていろ」「キミはこの仕事が向いてないんじゃない?」と意見や存在を否定された経験はありませんか?
これは、自分の自尊心や自己肯定感を失わせ、揺らがしてしまう危険な環境とも言えます。
ところで、前提として上司に限らず顧客などの他人は、自分で理想どおりにコントロールをすることが出来ません。
場合によってはあなたがどんなに仕事を頑張っても、最高のベストを尽くしても、
絶対成功すると思ってても、失敗したり、成果がともなわず良い関係か築けないこともあるのです。
そんな時、「今の人間関係をスッキリ諦める」という選択肢を取ることで「別の可能性」「別の選択肢」を選ぶことが出来るようになります。何かを始めるためには、何かを終わらせることも時として重要な鍵を握っています。
特に仕事は自由に、そして幅広く選ぶことが可能になりました。
あなたがこれからの時代にあったスキルアップや
キャリアアップを考えているとしたら、現状に留まるだけではなく、新しい可能性について考えることも忘れないでください。
今回紹介した5つのポイントだけではなく、あなたが今日から出来るだけ早いアクションを起こしてみてくださいね。