「キャリア採用なら、面接の練習は不要」…思考の意外な落とし穴
キャリア採用でも、面接は避けて通れないもの。昨今は対面以外にもweb面談・面接もありますよね。
ですが、これはつまり練習が必要になるということです。
あなたがいくら本番やアドリブに自信があっても練習や復習をせずに、ぶっつけ本番は真剣に取り組みたいと思うほど避けるものです。
特に、これからのキャリアを左右する大切なシーンでは「一夜漬け」はとてもじゃないですが出来ませんよね??
あなたやあなたの周りにも、高校受験や
企業に就職する時に繰り返し質問の項目の受け答えを練習した経験があるかもしれません。
ですが、同じ内容を繰り返し練習することは
いざ実践するとデメリットになってしまうことも。
注意しなければならないポイントを押さえないと
特に面接で弱点になってしまうのはこういうことなんです。
ただの台本読みになってない?反復練習の意外な落とし穴になる理由
冒頭でお話したように、繰り返し話すことはとても重要なプロセスです。
アップルの創始者のスティーブ・ジョブズも、わずかな時間のスピーチですら専門のチームを結成し時間をかけて準備をする話は有名ですよね。
ですが、試験やスピーチと違い、面接や面談では「あなたに質問をする」採用担当者や面接官がいることを忘れてはいけません。
実際に、アドリブに弱かったり緊張してしまうことが予想される場面なら、あらかじめ伝えることを書き出して練習することはとても有効です。
採用担当者や面接官は多い人で年間1万人以上の採用に関わっています。
あなたが自分の言葉で質問に答えているか、それともテンプレートを引っ張ってきたかはすぐにバレてしまいます。
特にスピード重視で採用を決定する面接官は入口から入って2分で「採用か不採用か」を決めてしまうとか。
あまりにも極端な企業で参考にならない!と感じるかもしれませんが、いずれの面接でも「1分1秒」も動作や言動をなおざりに出来ないということが分かると思います。
まだ一方的に話してない?損する状況に陥らないように
「接客のバイトを通じて、コミュニケーションをとることが得意です」
もしかしたら、あなたはこんなことを面接で伝えたことはありますか?
確かに接客やサービス業をバイトや前職で行ったことで、人と話すことに対してハードルが低くなっているかもしれません。
ですが、ちょっと待ってください。
コミュニケーション力が高いということは、「緊張せずに話せる」ことでも、「饒舌に話せる」ことでもないんです。
あくまで会話を意識する必要性伝わるかどうかなんです。
コミュニケーションは相手の目を見て話すアイコンタクトをはじめ会話の間や身振り手振りなど様々なアクションをすることで棒立ち・直立不動で一点を見つめて話すより伝えたいことをより正確に相手に届けること。
なので、もしあなたがどんなに時間をかけて
完璧な受け答えやパワーポイントの資料の作成、
面接官に向けた自己PRを壁に向かって練習しても、面接の場では本領が発揮できません。
これは、「イメージの中の相手に、ただ用意した文章をそのまま読んだだけ」では実際に対面した人に対してあなたの伝えたいことがしっかり伝わることが難しいからなんです。
あなたももしかしたら、想像していた質問ではなくて
予定外の質問に混乱して「頭が真っ白になってしまった」という経験がありませんでしたか?
ですので、まずはただ台本を用意して延々と練習するのではなくどんな質問にも対応出来るようブレない伝えたい本質を理解するということから始めてください。
この「伝えたいこと」の本質の軸を持つことで、
どんな質問に対しても話がかみ合わないという矛盾を生まなくなります。
本質はは、「努力したこと」「学んだこと」「目標としていること」というように
あなたの原体験を元にすることが重要なので、意識してみてくださいね。
もし、原体験をこれから発掘したり、今すぐ見つめ直す必要があるとしたら
キャリアのプロであるキャリアアドバイザーを活用することもおすすめです。
あなたのこれまでのキャリアやこれから必要になるステップを客観的なアドバイスとともに添削も行うことが可能ですよ。
そうは言っても、自分の本質なんて分からない…そんな時はどうすればいい?
先お伝えしましたが、会話で大切なことは
「会話のキャッチボール」です。
さらに、もしあなたが、これから先のキャリアのために
ジョブチェンジや環境を変えることを考えているのなら、特に軸となる「本質」が重要になります。
なぜなら、軸となる「本質」がしっかりしていないと
「どうして転職したいと思ったのか」「どうしてこの仕事を選んだのか」「決め手はなんだったのか」という全ての根本が定まらないのです。
ですが、自分の本質を掘り下げることはひとりでは難しい部分でもあります。
特に未経験職種の場合、今までの仕事のスキルや経験を
どう繋げるか伝える技術が問われるからです。
ひとりではどこから取りかかれば良いか分からない…
コミュニケーションが得意だけでは繋げられない…
と思って悩んでいるとしたら
プロのキャリアアドバイザーに相談することも忘れないでくださいね。
⇒さらに詳しくあなたらしく働く方法を見てみる
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