新卒1年目の転職は甘え？とりあえず3年は勤めるべき？実際は…
あなたは現在、今の仕事を辞めることを考えてはいませんか？
もし、新卒1年目なのに転職を考えているとしたら
「新卒なら、最低3年は続けることが当たり前」
「『自分に合わない』とストレスを感じるのは、まだ仕事に慣れていないからだよ」
「働いていればストレスは溜まるものだから、1年目で辞めるのは甘えなんじゃない？」
というような意見を目にしたり、
もしかすると実際に周囲から言われたことがあるかもしれません。
新卒からの早期離職に関して、ネガティブな意見ばかり耳に入ってしまうと、
仮に職場でパワハラが原因で転職について悩んでいたとしても、
「辞めるのなんて甘えかもしれない」という抜け出せない状況に陥ってしまっては大変です。
ですが、もしあなたが
「先輩からの過度な指導などの日常的なパワハラで、毎日会社に行くのがつらい」
「入社して半年だけど、残業が多すぎるせいでストレスと疲労がそろそろ限界…」
このような悩みを抱えながら、あなたに向いていない環境で働き続けていると、
・仕事のやる気が起きずに思うように成果に現れなかったり
・精神的なストレスであなたの健康を損なう
という可能性も考えられます。
パワハラや長時間労働によってあなたの健康に影響がある場合は、我慢して働き続ける必要はありませんので環境を変えることも検討してみると良いかもしれません。
そうは言っても、「自分は誰かに相談するとか、大袈裟に感じる…」「やっぱり仕事は3年続ける方が一般的だし…」「まだ大丈夫」と思ってそのままにしようとしていませんか？
今回の記事では、「新卒1年目で転職するメリットとデメリット」について解説いたしますので、
もし現在、あなたの価値観に囚われていたり、知識がないから、まだ転職活動すべきじゃないと思っているのなら、ぜひ最後までチェックしてみてください！
新卒1年目で転職する3つのメリット
それでは、新卒1年目で転職するメリットにはどんなものがあるでしょうか？
一般的にメリットとされているのは以下の3点です。
◎早い段階で転職するとキャリアを積みやすい
◎大手企業に転職するチャンスがある
◎入社後に会社の環境に適応しやすい
また、近年は「第二新卒」として転職する割合が増えている傾向にあります。
第二新卒とは、学校を卒業後1～3年以内に転職する人材を指しますが、
2021年の厚生労働省のデータによると
新卒3年以内の早期離職率は「大卒で31.2％、短大卒で41.4％、高卒で36.9%」と言われています。
そのため、「新卒で入社したら3年は同じ会社で働くべき」といった世間一般の意見に囚われすぎることはありませんよ。
学歴や職種によって離職率に差はありますが、たとえ入社3年以内だったとしても、
基本的なビジネスマナーが身についているのであれば転職を検討しても良いかもしれません。
さらに、第二新卒はポテンシャル採用も見込めるため、新卒時の失敗を踏まえて大手企業に挑戦できる可能性もありますよ。
このように新卒1年目で転職するメリットもきちんとリサーチしてあなたの決断に役立ててみてくださいね。
また、もしあなたが、
「社会人スキルを活かして転職を目指す方法が知りたい」
「ビジネスマナーなど転職に活かせるスキルや適性が身についているのか自分では判断できない」
と思っているならば、転職に詳しいプロに相談してみることも有効な手段です。
プロに相談することでインターネットだけでは集められない情報や手厚いサポートを受けながら安心して転職活動をスタートすることが出来ますよ。
新卒1年目で転職するデメリットは？
これまで新卒1年目で転職するメリットについてお伝えしました。
一方で、以下のようなデメリットがあることもチェックしておいてくださいね。
▲新たに仕事を覚える必要がある
▲減給してしまう可能性がある
▲1年未満の勤務では雇用保険の基本手当の給付対象にならない
▲書類選考や面接などでマイナスな印象を持たれる場合がある
たとえ同じ職種・同じ業界に転職しても
企業によって任される業務内容は異なりますので
一から経験を積み直さなければいけません。
また、新卒1年目では実績や経験が足りないと判断されると転職しても新卒時より給料が低くなる場合もありますので、事前に理解しておくことが大事です。
他にも、一般的に新卒1年目で転職をする場合は、
面接時にマイナスな印象にならないよう、早期退職に至った反省点や転職理由を客観的に説明できるように回答を準備しておくことも必要です。
もしどのように転職理由を説明したら良いか自信がない場合は、疑問点は曖昧なままにせず
転職に詳しいプロに相談して、ひとつひとつの悩みを解消しながら選考対策を行う方が安心して進められると思いませんか？
新卒1年目の転職で別の業界や職種にはチャレンジできる？
これまで新卒1年目で転職するメリットとデメリットについてお伝えしてきました。
もしかすると「新しい環境で働くとなると覚えるべき仕事が増えて大変だし、別の職種・業界に転職するなんて高望みしすぎかな？」と思っているかもしれません。
ですが、結論から言うと、新卒1年目でも異なる職種・業界に転職することは可能です。
一般的に転職市場で求められているのは長く働いてくれて即戦力になる人材ですが、
第二新卒の場合はポテンシャル採用も見込めるため、別の業界や職種であっても転職できる可能性は十分にあるのです。
ただし、職種・業界ともに完全な未経験からの採用はハードルが上がる傾向にありますので
もし未経験の職種・業界への転職を希望するならば、プロのキャリアアドバイザーに相談して効率的に未経験募集の求人を見つけることが近道になるかもしれません。
プロのキャリアアドバイザーは、あなたの働く上での希望条件や理想のキャリアプランに沿った提案と徹底的なサポートであなたを転職成功の道へ導きます。
もしあなたが現在、希望条件や理想のキャリアプランが曖昧であっても心配ありません。
キャリアアドバイザーに相談していく中で、あなたの現状を整理して一緒にキャリアビジョンを考えることも出来ますよ。
新卒1年目から転職を始める際に今後のキャリアに対して不安や悩みを抱えていたら、
まずは相談してみるだけでも転職に踏み出す自信を手に入れることが出来るはずですよ。
