仕事でプレッシャーを回避している人が失っているもの
あなたは働いている中で、
・大勢の人の前でプレゼンをする機会が多い
・頻繁に行われる会議では毎回発言しなきゃいけない
・職場の上司から実力以上の評価を受けている
・学歴に値する仕事をしなければ…と成果を上げることに必死
こんな、日常的にプレッシャーを感じてしまうことはありますか?
会社に所属していると
「周りの働きぶりに付いていかなければいけない」「期待されているからには失敗してはいけない」と強いプレッシャーを感じる場面は多いもの。
しかし過度なプレッシャーがかかると、
気持ちが焦ってミスの原因になったり精神の不安定に繋がってしまう可能性も…。
もし休日でも仕事のことが頭から離れず心からリフレッシュできない状態が続くと仕事の生産性が下がったり仕事に行くのが億劫になってしまう可能性もあります。
そこで今回は、「仕事でプレッシャーを感じるときの対処法」についてお話いたしますので、職場でのプレッシャーがつらくてストレスを感じていたら、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
仕事でプレッシャーを感じるのはこんな場面?
あなたは働いていると、もしかすると様々なシーンでプレッシャーを感じることがあるかもしれません。例えば、、、
■大きな責任のある仕事をするとき
失敗が許されないような重大な仕事やあなたの代わりがいない仕事を任された時、必要以上にプレッシャーやストレスを抱えてしまうことがあります。
■大事な会議やプレゼンの前
大人数の前でプレゼンしたり意見を言う場合、たとえ万全に練習をしても、ミスしたらどうしよう…とマイナスな未来を想像して不安が募ってしまうかもしれません。
■ノルマを達成できないとき
営業職や販売職などでノルマが設定されている場合、成果が可視化されていると
他人と比べて悲観的になったり焦りやプレッシャーを感じやすいかもしれません。
また、もし後輩の方が成果を上げて評価されているとしたら
「自分は実力が足りないし、向いていないんだ」「才能ないから努力しても無駄なんだ…」
と自信を失ってしまうことも少なくありません。
■上司に怒られたとき
仕事のミスなどで上司から強く叱責を受けた場合、
「もう二度と同じミスは出来ない」と大きな負担を感じる可能性があります。
反対に、ミスをして励ましを受けた際も「もう同じミスは繰り返さないようにしよう」と考えることもあるかもしれませんね。
上記のような場面で、あなたもプレッシャーを感じた経験はありますか?
もし、例に上げたような場面を経験すると
「これ以上プレッシャーを感じたくない」「全て投げ出したい」などマイナスな言葉を浮かべてしまいますが、プレッシャーは決してマイナスな影響だけでなく、成長意欲が湧くきっかけにもなり得るのです。
仕事で感じる緊張やプレッシャーをあなたの成長に活かすために感情をコントロールできるように鍛えることが大事ですよ。
ただし、もしあなたが仕事を通じて成長を図る以前に上司の反応や周りの評価ばかり気にして焦ってしまう場合、あなたの本来の実力が発揮できず仕事のモチベーションに繋がりにくい場合も考えられます。
上司や周りからの期待が重荷となり仕事で少しでもミスするのが怖くなってしまうと仕事に行くこと自体がつらく憂鬱だと感じてしまいかねません。
もしそんな日々が続くのであれば、
あなたの心身の健康に影響が起きる前に一度働き方を見直してみると良いかもしれません。
環境を変えることで気持ちもリセットして始めることができれば、もっと余裕を持って業務に専念することが叶うはずです。
仕事で大きなプレッシャーを感じるときの2つの対処法
もし、あなたがどれだけプレッシャーを感じたくないと思っても、働いていれば不可抗力のストレスや負担はつきものです。
やりたくないことや苦手な作業でもやらなくてはいけない場面がありますよね。
そんなときの対処法として以下の2つの方法を紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
◎事前にイメージトレーニングをする
プレゼンや会議の場面でプレッシャーを感じてしまうのは準備不足な場合も少なくありません。そんな時、プレッシャーをコントロールする一つの方法として有効なのはイメージトレーニングです。
イメージトレーニングを行う際は、本番での相手の反応を予想して対処法を複数の案準備したり、想定できる質問に対する回答と、さらにその回答に対して予測できる質問を考えて入念に準備することでプレゼン全体のクオリティも上がりますし、気持ちに余裕を持つことができ冷静に対処できるはずです。
また、どれだけ入念に準備をしても予想通りにいかないことはあります。
「ミスしても今後に活かそう」と失敗を受け入れて楽観的な気持ちで次の仕事に臨む姿勢も大切ですよ。
ですが、もしあなたが仕事で「ミスしたらどうしよう」と不安を強く感じてしまったり、
「仕事ができない人と認識されるかもしれない」と周りからどのように見られているかを過度に意識してしまう場合、圧迫感や苦しさを感じやすいかもしれません。
この状態が続くと、ストレスを溜めやすく心身共に疲れてしまう傾向にありますので、
本当にあなたに向いている仕事かどうかを冷静に考え直すことも一つの手です。
もし労働環境に問題がある場合や現在の仕事は向いていないと感じた場合は、プロのキャリアアドバイザーに相談して、新しい環境に変えるべきかアドバイスを受けることをおすすめします。
相談を通してあなたのキャリアビジョンを考え直したりあなたの適性や強みを分析してもらうことであなたに向いている環境についてアドバイスをもらうことも可能ですよ。
◎不安要素を書き出してみる
あなたは働いていて「自分は周りの同僚よりも仕事が出来ていないのではないか?役に立つためにもっと頑張らなきゃ」といった焦りを感じたことはありますか?
もしかすると、そのような漠然とした焦りや不安がプレッシャーとなっているかもしれません。
そんな時は、あなたが仕事で感じている不安を整理するとプレッシャーを軽減できる可能性があります。
まずは今あなたが心に抱えている感情や不安要素、悩みなどを書き出してみてください。
こうして整理すると不安の原因を明確にしたり、あなたの現状を把握することができます。
不安要素を書き出す際は、その不安や悩みに対して
「どのように解消したいのか」「解決してどうなりたいのか」など、プレッシャーを乗り越えた先の理想を考えることで具体的にとるべき行動が明らかになってくるかもしれません。
この時、過去のミスを分析していくとより効果的な対策を考えることが出来るはずですよ。
上記のような対処法を意識して、プレッシャーを前向きに捉えてみることで自己成長のきっかけをつかむことに役立つかもしれません。
もし現在、あなたがプレッシャーを回避する選択ばかりしているとしたら、、、
・困難に直面したときに乗り越える精神力が身に付かない
・常に楽な方に逃げる癖がついてしまう
このように仕事での成長が望めない状態になってしまうかもしれません。
仕事で成長していくにはやりがいや目標を持てないような環境より適度にプレッシャーや緊張を感じる場所の方が好ましいと言われています。
あなたが抱えるプレッシャーは成長が望めるものですか?
それとも、あなたをダメにするプレッシャーですか?
もしキャリアのためにもっと成長したいと考えていたら、あなたのプレッシャーがどの程度か客観的に判断できる相手に相談してみると良いかもしれません。
もし身近な相手に相談しても解決できないと感じたらプロのキャリアアドバイザーに相談してみることも有効な手段の一つです。