20代、転職したいけど求人票の「未経験可」は地雷ですか?
米などの食品は原価上昇なのに上がらない給与、季節の変わり目の花粉症に感染症への不安…あなたも悩まされてはいませんか?
精神的な日々の疲れは、大変なストレスに繋がります。
そんななか、あなたは少しでも現状を改善させるため、心機一転で新しい環境で働きたいと考えたことがあるかもしれません。
特にコロナ禍から企業方針や働き方が転換したあおりで、「これまでの働き方に限界を感じる…」
「今後、この会社に長く勤められる気がしない」と転職に踏み出す人は増加していると言われています。
実際、身近に転職を成功させた!という言葉を聞くと「自分はこれからどうしよう」と考えてしまうかもしれません。
確かに、「とにかくこの職場を抜け出したい」「とにかく今より無理なく仕事したい」という働き方を実現するために行動しなくては何も始まりません。
ですが、もしあなたが「新しい働き方を見つけたい」という気持ちで「実務未経験だけど、新しい職種で働く」ということを選んでいたとしたら…それは極力避けた方がいいかもしれません。
募集していても実務未経験で転職は要注意?その理由は
結論から言えば、職種によっては実務未経験でも転職自体は可能です。
営業職や飲食業、介護職、保育士など免許などなくてもスタートアップ出来る企業や職場は多数あります。
ですが、「デザイナー」や「エンジニア」など、専門的なスキルが求められる職種に挑戦する場合は納得させるスキルや実績を持っている場合を除いて、基本的に「実務経験」によって選出される体制がほとんどと言えます。
なぜ実務経験が必要かというと、デザイナーやエンジニアなどスキルを一定に育てるまでに時間や人的リソースがかかるとされているためです。実務経験があれば一定のスキルを持っているものと客観的に把握出来ますよね。
ですので、未経験からでも挑戦したいと考える職種があるとしたら、まずは「実務未経験歓迎」などエントリー可能かも含めてリサーチを行ってくださいね。
また、そもそも「実務未経験」ということは何かということを改めて認識することが大切です。
転職活動で実務未経験でも挑戦することはおかしくない!という考え方を持つ人もいますが、基本的に仕事は人にスキルの価値を認めてもらった上で対価をいただいているので、
実務未経験か、実績があるかどうかは非常に重要なんですね。
例えば、あなたが経営者の立場なら、給与によって会社に雇われているのに「未経験だから、仕事を教えてくれないと出来ません」と言う社員はどうでしょうか?「それだったら仕事しなくていいよ!」とはじめから実務経験を持った人を雇うかもしれませんね。それくらい、企業にとって実務経験があるか、未経験かは重要なのです。
さて、あなたが目指したいと思う仕事は、実務未経験でも可能なものですか?それとも実績が必要ですか?
実務未経験より経験職に転職することのメリット
もしあなたが、接客を経験しているとしたら、転職をする場合も接客業を選んだ方が働きやすいかもしれません。
特に接客業を経験からしているから、と言って営業職は素質が左右する仕事でもありますので、軽率に「営業職にジョブチェンジしよう!」というのは避けた方がいいのです。
なぜなら接客業と違い営業職はノルマや成果によって左右されるもの。接客業より向き不向きがハッキリしてしまうのです。
ですが、「実務未経験だから、自分にはもう何も挑戦出来ないんだ…」と諦めることも禁物です。なぜなら、中小企業や発足したてのベンチャー企業ですと社員一丸となって会社を育てていくことに力を注いでいる場合もあります。
つまり、実務未経験歓迎で、研修が充実している企業を選ぶことでイチからスキルとこの先のキャリアのための実務経験を磨くことが可能です。
ですので、もしあなたが給与の面で中小企業やベンチャー企業への転職を足踏みしてしまっているとしたら、もしかしたら大企業以上に自由に、自分のやりがいと給与アップを期待出来るという可能性を忘れないでくださいね。
もしかして実務未経験を選ぶより、転職しない方が正解?
結論から言えば、転職しなくてもスキルアップしつつ待遇を改善することは可能です。ですが、やはり難しいのが現状。
それは、日本企業のほとんどが終身雇用制度を採用しなくなったためです。
日本の企業では、これまで働き続けることで収入がアップしていました。
これは、働き続けることで経験値が増え、入社当時10しか生み出せなかった価値が2ヶ月後には20、2年後には100と大きな価値を生み出せるようになるためです。
その分、収入も増えていくということと、終身雇用制度に則り、若いうちに働いた分を後々受け取れるようになるという2つの側面を持ちます。
後者の場合、日本企業の大半は年功序列で実力がなくても昇格し、給与も上がっていきました。
ですが、最近は欧米型と言われる通年採用や昇給に関わる等級の見直しなどの改革で「ただ在籍が長いだけ」で待遇が良くなるという方が珍しいと言えます。
実務未経験に限らず、まずはあなたに無理のない働き方を見つけてみよう
得意なものなら集中力が持続出来たり、やりがいを感じて成果も自分のことのように受け止めることが出来ます。
興味のない仕事を給与のためだけに割り切って働くことも可能な人もいますが、心身にストレスを受けたり、やりがいがないために転職を繰り返すという「転職難民」にもなりやすい傾向があります。
なのでまずは、自己流や自分ひとりで悩まず、キャリアアドバイザーを活用してみることも大切です。
「キャリアアドバイザーに相談するなんて大袈裟」と感じてしまうかもしれませんが、あなたも多分、
体調が悪くなったら、まず医師や専門家に受診して治すべき部分を診てもらいますよね?
専門家が客観的に診ることで、新しい視点を得ることが出来ますし、改善するポイントを絞ることも出来ます。
キャリアの長所と短所も同じです。
あなたにとっての当たり前は、他の人にとっては違うということは良くあることですので、ぜひ強みとして活用してみてはいかがでしょうか?
それでも、もしあなたが転職を考えていて「得意なもの」「好きなもの」「出来ること」が分からないことがどうしてもあるという時は、まずはキャリアアドバイザーを活用して、あなたの現状を把握して、進むべきステップを知ることからスタートしてみることもおすすめですよ。