一般的な「労働」と「自分らしく働く」ことの違いは…
仕事に自分を忘れるほどの忙しさやそれにともなう待遇を求める人もいる反面、とにかく無理なく仕事したい!という人もいますよね。
どちらかと言えば、後者の方が多数派かもしれません。
実際、探すことを諦めず探すことを続けることができれば、あなたらしく働き、目指す待遇を得ることは可能です。
今はリモートワークやテレワークなど、企業としても導入していますよね。
極端な例をあげれば海外にいても日本の企業に勤めて基本給を貰うことが出来るのですから。
ですが、この場合、単純に立ち仕事ではないことや肉体労働ではないという場合を除いて、そもそもあなたの目指す「働く」ということは何かということを改めて認識することが大切です。
一般的な「労働」と「自分らしく働く」ことの違いは…
働くということは価値を提供することです。
働くという言葉の意味を辞書で引くと、
・会社に勤める
・仕事をする
という2点がキーワードになります。
この言葉をさらに追及すると
「自分が会社で働くことで成果や価値を提供する」ということです。
でも、「成果や価値を提供する」ということはどういうことでしょうか?
例えば、農家ならただ土をこねていても何の収穫も得られませんが、野菜を育てる環境を整える知識と、種や苗から作物を育てて収穫し、出荷することで報酬が得られますよね。
車会社なら、車を売るのは店頭のディーラーかもしれませんが、その車のパーツを作る者がいなければ成立しません。
同じように事務処理で経理を担当することで会社経営が順調に回るように、価値を生み出すことで給与という報酬を受け取ることが出来ます。
つまり、楽をしていようが与えられた業務に価値を生み出すことが出来れば良いということになります。
では、あなたにとってベストと言える仕事の答えは何ですか?
キャリアのために選ぶべきはどれ?オフを優先?それとも仕事に生きる?
一般的に、「仕事は休みが取りやすくて、有給消化がすぐに出来る環境が働きやすい」と言われています。
ですが、人によっては仕事と趣味が同じくらいの比率があり、
「休みの日にやることなんてない」
「有給が溜まり過ぎて逆に困っている」という人も少なからずいます。
これは極端な例かもしれません。ですが、
肝心なことは、誰か第三者が「こう働くべき」という価値をうのみにすることは避けることが大切ですよね。
あなた自身が感じる価値感で仕事を選ぶ方が後悔しないはずです。
大企業に入社することも、中小企業にやりがいを感じて働くこともどちらもメリットやデメリットが存在します。
どんなに年収が高くても休日もボロボロで休むだけで精いっぱいでは意味がないと思う人もいれば、仕事に全力を投じることに価値を感じる人もいます。
さて、あなたの目指す働き方はどうですか?
これからのキャリアを考えるために転職が正解…とも限らない
さらに言えば、転職しない方が正解とも言えません。
正社員と言っても、キャリアアップを目指さずスキルを軽視すれば
企業によって必要な人材になることが難しいかもしれません。
それは、日本企業のほとんどが「入社すればあとは安泰」である終身雇用制度を採用しなくなったためです。
日本の企業では、これまで終身雇用制度を設置し、働き続けることで従業員の収入がアップしていました。
これは、働き続けることで経験値が増え、入社当時10しか生み出せなかった価値が2ヶ月後には20、2年後には100と大きな価値を生み出せるようになるためです。
その分、収入も増えていくということと、終身雇用制度に則り、若いうちに働いた分を後々受け取れるようになるという2つの側面を持ちます。
後者の場合、現代よりも日本企業の大半は年功序列で実力がなくても昇格し、給与も上がっていくという一面を持っていました。
ですが、最近は欧米型と言われる通年採用や昇給に関わる等級の見直しなどの改革で「ただ在籍が長いだけ」で待遇が良くなるという方が珍しいと言えます。
また、終身雇用制度そのものも、トヨタなどの大企業の間でも廃止が広まり、しっかり社内で実力を示す必要がでてきました。
つまり、現職に長く在籍したからといって楽して稼げるという時代は終わりを迎えたと言えますね。
もし、あなたが今「そもそも現職に長く勤めることに限界を感じている」としたら、今の職種で得たスキルや、趣味で培った知識を活かした働き方を見つけた方がキャリアの選択肢を広げることが出来るかもしれません。
自分だけの強みを見つけたいならひとりよりふたりかも
それでも、もしあなたが転職を考えていて「得意なもの」「好きなもの」「出来ること」が分からないことがどうしてもあるという時は、まずは知見のあるキャリアアドバイザーを活用することが重要です。
転職に限らず初めてのことや、キャリアに関することは独自のやり方だけでは進捗に限界があるかもしれません。
ですが、リアルタイムの転職市場や求職者とのカウンセリングの経験のあるキャリアアドバイザーに相談することで、
踏み出すべき一歩目のステップだけではなく、
あなたの向き不向きや適性を客観的にチェックすることも出来ますよ。
ひとりで悩まず、現状に妥協するのではなく
今日からできることから挑戦を始めてみてくださいね。