仕事辞めたい人ほど陥る「サンクコストバイアス」になっていませんか?
突然ですが、あなたは「サンクコスト」という言葉を
聞いたことがありますか?
サンクコストとは
すでに対価を支払ったものの価値
という意味を持ちます。
さらに分かりやすく、日常のものでサンクコスト例えると
・使わなかった映画の前売り券・ライブ会場に着いたら忘れていたことに気づいたチケット・太って着れなくなった服・買ったけど食べないまま冷蔵庫で賞味期限切れになった食材
こんなものをサンクコストと呼びます。
そしてこの考え方や価値観にとらわれることを「サンクコストバイアス」と言いますよ。
サンクコストバイアスは近年問題にされる「ソシャゲ重課金」「ホスト狂い」にも言われています。
「これだけお金をかけから、今更辞められない…」というものですね。
実は、このサンクコストバイアスは趣味や生活の世界だけではなく、今まさに働いている職場にも同じことが言えるのです。
サンクコスト=沈んだ船。もう使えないもの。もし、あなたのキャリアでストレスな仕事をまだ降りずにいると…
サンクコスト(Sunk Cost)のサンク(Sunk)は「沈没」するという意味。
沈んだ船に乗っていては命の危機に陥ってしまいますよね。
沈んでしまっては引き上げることは出来ませんし、むしろ引き上げようとしたことで余計に費用がかかって損をしてしまいます。
これを働く上で
でも、今辛い気持ちを感じている職場にすら「せっかく苦労して入社したんだし、辞めるのはもったいない」や
「積み上げてきた職場の信頼を失いたくないし」と
と、頭の片隅では「新しい環境で可能性を試したい」と思って現状がサンクコストだと分かっていても手放すことが出来ない…というのは問題です。
断捨離が苦手な人こそ、ギクッとしてしまったかもしれません。
あなたも知らず知らず、働くことのサンクコストにしがみついてませんか?
もしあなたが、今の自分のキャリアに満足していなかったり、思ったように行動出来ないとしたら、それはサンクコストに縛られているからかもしれません。
「せっかく持っているから、いつか使うかもしれない」ということは、キャリアでは
「せっかく3年頑張って来たんだし、今更辞められない」という状況にさせるのです。
せっかく頑張って来たんだから辞めるべきではない、と思うことは間違いではありませんが‥‥
その考え方を守ってばかりいると、あなたのキャリアに悪影響になる傾向もあるんです。
ただ「頑張って来た」という過ぎ去った
過去であるサンクコストに執着することで
今の仕事に興味がないのに続けたり、
待遇が上がらないのに上がることに期待して働き続けることは
これからあなたが得らえるかもしれないキャリアを邪魔してしまうと思いませんか?
今の働き方・仕事の向き合い方そのものがサンクコストになっているということに気づいたり
考えるキッカケになったとしたら、今日からできるアクションをスタートさせてみてくださいね。
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