「今、仕事を辞めるしかない!」…20代キャリア採用でちょっと待ってほしい理由
円安や災害のニュース、政界への不信感…これは大変なストレスになりますよね。
嫌なニュースはスマホやテレビから離れれば避けられるかもしれませんが、今働いている職場にストレスを感じていればそれも難しいかもしれません。
働きたいと思った企業に入社したもののミスマッチや人間関係のストレスを感じて、転職活動をしているという体験談も散見されています。
確かに、マッチしない仕事に就いているために
「とにかくこの職場を抜け出したい」「とにかく今より無理なく仕事したい」とストレスフリーになる働き方を実現のため、すぐさま行動することは間違いではありません。
ですが、もし転職を考えていても企業に対して「入社したら、企業がなんとかしてくれる」と思い込むことは危険です。
「今、仕事を辞めるしかない!」…ちょっと待ってほしい理由
「ちょっとくらいなら…みんなもやってるし」
「たまには自分もハメを外したい」
「みんなも【それくらい問題ない】って言ってるし…」
あなたはこんな口癖を持っていませんか?
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、このような集団心理から発生する事件は少なくありませんし、「自分に責任はない」と思うことは危険なもの。
これを「同調性バイアス」の効果と言われています。
同調性バイアスは周りの意見に同調し、「皆そう思ってるから」「皆が当たり前だと言っているから」というように判断したり、価値観を持ってしまうことを指しますよ。
つまり、この同調性バイアスは「間違った判断でも大多数が賛成しているから正しい」というように正常な判断をつかなくしてしまうのです。
物事を解決するためには「周りの意見」を聞くことももちろん大事ですが「自分で変われる部分を探して改善させよう」と考えることが重要です。そして「誰かがなんとかしてくれる」という「依存体質」を卒業しなくては、あなた自身の成長に時間がかかってしまうかもしれません。
例えば、成果が上がらない場合、いつでも「上司が具体的な指示をくれなかったから」「同僚と違って自分は変な仕事を回されるから」と環境に依存して自立した考え方が出来ない状態ですね。
自分の決定を人に委ねていては成長が見込めませんし、転職をしようとしても企業に求められる人材になることは難しい傾向があります。
例えば、事務処理を担当することで会社経営が順調に回るように、従業員は作業をすることではなく価値を生み出すことで給与という報酬を受け取っています。
それなのに、企業からすると「イチから教えてくれないと出来ません」「お手本とかないんですか?」という社員はどうですか?
言われなければ出来ない、自分からリサーチして自走しなかったりとスキル獲得能力のない付加価値のない人材になってしまいます。
さらに自走はしないのに「責任を負う立場は嫌だ」と考えてしまうと、企業も利益のために重要な仕事を割り振ることを諦め、肩を叩かれる存在にもなりかねませんよね。
つまり、依存では与えられた業務をこなすことが出来ても、長い目で見て価値を生み出すことに限界どころか不信感を抱かれやすくなってしまいます。さらに依存によって自分を客観視しづらくして可能性も狭くしかねません。
「でも、そうは言っても、これまで会社に依存してたら、依存が抜けないかも…」とあなたは不安に思うかもしれません。
では、あなたにとってベストな働き方を見つけるために、どんなアクションをすべきでしょうか?
自分のために、自分の力で新しい環境に転職チャレンジしたい!と思うなら
得意なものなら集中力が持続出来たり、やりがいを感じて成果も自分のことのように受け止めることが出来ます。
興味のない仕事を給与のためだけに割り切って働くことも可能な人もいますが、心身にストレスを受けたり、やりがいがないために転職を繰り返すという「転職難民」にもなりやすい傾向があります。
もし、あなたが企業のネームバリューに対する依存を卒業し自走思考でキャリアアップを考えているとしたら、やりがいを感じる仕事を見つけたり、働き方を探すことがオススメです。
「趣味」や「好きな分野」を仕事にすることは大変な面もあるのでは…と悩んでいる場合は、思い切ってあなたが「楽をしても出来る」「学生のころ得意だったもの」などの項目を書き出して自己分析してみることもおすすめです。
漫画やアニメが好きなら、ゲーム開発が技術的に出来なくても「ゲーム関連会社の営業職」や「シナリオライター」にチャレンジすることが出来るかもしれません。
誰にも負けない!という知識は依存から自信に変わりますし、あなたにとっての当たり前は、他の人にとっては違うということは良くあることですので、ぜひ強みとして活用してみても間違いではありませんよ。
あなたらしく、無理なく選択出来るキャリアを進むためにも、まずは今日から起こせるアクションを大切にしてくださいね。