面接で「苦手な人」を聞かれた場合の注意点についてよくある質問

Q.面接で「自分の苦手なタイプの人」について質問されることがあると聞きました。この質問でどんな部分を見られているのでしょうか?
A.一般的に、以下の2つのポイントを確かめる目的があると言われています。
・あなたの性格や人柄
・苦手な人と関わるときにあなたなりの対処法を持っているか

例えば、「計画性のない人が苦手」と回答した場合、あなたのことを慎重な性格と予想するかもしれません。
あなたの性格が企業の求める人材にマッチするかを見極める材料になります。

また、苦手な人とどう向き合って仕事をするのかを知る目的もあると言います。
ビジネスの場では苦手な相手とも上手く付き合っていく必要があるので、「対人コミュニケーションや対応力をどれほど持っているのか」「苦手な相手ともチームワークを発揮できるか」「価値観の違う人との向き合い方」などを判断するでしょう。

Q.転職活動をしています。面接で「苦手に感じる人はどんな人ですか?」と質問された場合、どう答えたら良いですか?
A.「結論→理由→対処法」の順番で答えると良いですよ。
まずは「●●な人が苦手です」と簡潔に答えて、
なぜその人を苦手になったのか実際の経験を盛り込んで話しましょう。
そして、どのように苦手を乗り越える努力をしたのかを具体的に伝えることがポイントです。
最後に、その経験を踏まえて入社後に活かせること(苦手な人とはどうかかわっていくか)を伝えると、コミュニケーション力や柔軟性といったアピールに繋がるでしょう。

Q.転職活動中です。面接で「苦手なタイプの人」について正直に答えた場合、マイナスな評価に繋がりそうで怖いです。回答する際の注意点はありますか?
A.納得できるよう客観的な理由を説明して、ネガティブな内容だけで終わらせないことです。
「なんとなく性格が合わず苦手だから」といった根拠のない理由だと、個人的な感情だけで苦手だと決めつけていると感じられてしまう可能性があります。
そのため、必ず客観的な根拠を示して説明するようにしましょう。

また、この質問では苦手な人へのあなたなりの対処法を伝えることが大事です。
ただ苦手なタイプについて話すだけでは、企業側に「職場に苦手な人がいたらストレスを溜めてしまったり仕事に支障が出るのでは…」などとマイナスな印象を与えかねません。
そこで、あなたなりの改善方法を伝えられると、対人コミュニケーション力や柔軟性のアピールに繋がりますよ。

Q.以前、面接で「あなたの苦手な人はどんなタイプの人ですか」という質問をされて上手く答えられなかった経験があります。転職の面接が控えているのですが、この回答で好印象に繋げるための対策はありますか?
A.以下の3つのポイントを押さえることです。
・自己分析をしてあなたの価値観や苦手な人のタイプを明確にする
・あなたの自己アピールの内容と一貫性を持たせる
・応募企業の社風や求める人材に合わせて回答を考える

過去に挫折したり経験や困難を乗り越えた経験の中から、人間関係に関するエピソードをまとめてみると、あなたが「苦手だと感じる人や価値観」が見いだせるはずです。

また、苦手な人を考える場合は、あなたのアピールポイントと反対の言葉を考えることがおすすめです。
自己PRや長所としてアピールしたい部分と「苦手な人」に似た要素や共通点があると矛盾を感じられてしまうので注意してくださいね。

さらに、「苦手な人」の回答を考える前に、応募企業が求める人物像をよくリサーチすることが重要です。
例えば、「個々で業務を行う社風の会社」よりも「チームで仕事を進める社風の会社」に対して「協調性のない人が苦手」と答えた方が価値観のマッチ度を伝えられるでしょう。

Q.転職の面接を予定しています。「苦手に感じる人」を質問される可能性があると聞きました。面接官にマイナスな印象を与えないために、「苦手な人はいない」と答えた方が良いですか?
A.「苦手な人はいない」と答えるのはおすすめしません。
なぜなら、企業側からは、「現実的ではない・回答を用意できていない」と感じられてしまう可能性があるからです。
誰しも苦手に感じる人はいるので、あなたの言葉で回答することが大事ですよ。

Q.転職活動をしています。面接で「苦手に感じる人」について聞かれた場合、身体的な特徴をあげるのはダメですか?
A.身体的な特徴をあげるのはNGです。
相手が努力しても変えられないものを苦手な理由としてあげてしまうと、差別的な表現と捉えられる可能性があるので避けましょう。

Q.キャリア採用面接が控えています。「苦手なタイプの人」について質問されることがあると聞きました。自分の苦手なタイプの人が思いつかないので、「苦手な人とは関わらないようにしている」と答えても良いでしょうか?
A.「苦手な人とは関わらないようにしている」と答えるのはおすすめできません。
社会人として働く以上、苦手だと感じる人とも一緒に仕事をしなくてはいけません。
そのため、「苦手な人は避ける」という対処法は、コミュニケーション能力や協調性が足りない、とマイナスな印象に繋がってしまう可能性があります。
この質問では、あなたなりの改善方法や対応の仕方を答えるのが大切ですよ。

また、もしあなた一人では適切な回答が思いつかない場合は、一度プロのキャリアアドバイザーに相談してみるのも一つの手です。
相談してヒアリングしてもらう中で、
プロの視点から客観的に分析してもらえるので、
あなたの「苦手なタイプの人」を始め、面接での効果的な回答方法などもアドバイスしてもらうことができます。

また、面接対策に限らず転職では客観的な視点が重要ですので、転職のプロを活用して進める方法も検討してみてくださいね。
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