「顧客に不誠実」「保身ばかりの上司」納得出来ない仕事での苛立ち…正しいアクションで状況一変
「顧客のための最善の案内をしたのに、利益にならないって怒られた!」
「とにかく押しまくる営業で先方に迷惑かかってる…うちの会社は誰もおかしいと思わないの?」
「職場終わってる!新人がミスしても誰もカバーしないし、指導もしない!たまりにたまったクレームの山、どうするの?」
あなたはもしかして、職場でそんな怒りを職場で感じていませんか?
日本人は特に協調性を重んじるので、人に対して感情を向けることを避ける傾向が強いですよね。
なぜなら怒りを感じることで
怒りをぶつけてもスッキリせず逆にストレスを貯めてしまったり
感情をぶつけたことで人間関係が悪化したり
職場での評価が下がってしまってしまうなんて
良いことがひとつもないように感じてしまうかもしれません。
怒りを貯めておいて、争いを避けた方が長い目でみて特に感じるかもしれませんね。
ですが、自分事ではなく、職場の理不尽な行いに
怒りが爆発したり、それを通り越して失望・呆れてしまったら意味がありません。
どんな怒りかというと、
顧客に対して不誠実な態度
利益重視でコミュニケーションは二の次
現場の声を聞かず、非効率なキャリアプランを無茶ぶりする
何も知らない新人を責める風潮
部下は上司の召使いというくらい扱いがひどい
なんてものです。
そのため、「職場に感じる怒り」は転職を考える代表とも言われています。
ですが、このご時世、「職場に怒りを感じた」からと言って、本当に退職をしたり、離職するということは正しい判断なのか、どうしても迷ってしまうという声も散見されます。
イライラする人間関係は職場を変えても逃れられない?
結論から言えば、転職をすることで改善することは可能です。
それは、人は環境によって感情やモチベーションが変化する性質があるため。
進学校に例えてみると、クラス全体が当たり前に勉強をする環境があれば、自分から学習する習慣は身に付きます。
ですが、先生が「自習」と言ったとたん、好き放題におしゃべりをしたり、ボールをなげたりスマホをしいていて、真剣に「自習」することがダサいとされる環境だったら、成績になかなか反映されにくいと思いませんか?
「転職ガチャ」や「部署ガチャ」という言葉が生まれるように 必ず予想外のことはつきものです。
ですが、類は友を呼ぶというように、リサーチを重ね、自分から目指す人材に寄せた行動をとることで改善に近づきますよ。
なので、まずは仕事の成果や結果を環境に依存することをやめることから始めましょう。
どんなことに怒りを感じた?感情はひとまず置いて、原因を知ることが重要
一般的に6秒たてば怒りは収まる!だから6秒耐えろ!というアンガーマネジメント(怒りの管理)がありますが、、そうは言っても怒りというものは長年の蓄積や、突発的に起きるもの。
ロボットのように感情をコントロール出来たら誰も苦労しませんよね。
出来るだけ怒りを爆発しないように抑えても、自分のなかで感情を抱え込んでいてばかりだと精神衛生上よくありません。
無理をした結果は必ずどこかでしわ寄せ来ますし、それが誰にも相談出来ない状況ならなおさらです。
大切なことは怒りを爆発させて、人にぶつける前に
「怒りを根本から無くすために、どんなアクションをすべきか」導き出すことです。
そして具体的なアクションとしては、怒りばかり感じる環境を移ることがあげられますね。
自分にとって影響が強すぎる人、どうしても怒りを感じることが間違いではなく、納得出来ない場合、そもそも顔を突き合わせることも苦痛な場合は、そっとその場所から立ち去ることが有効ということです。
もしあなたが自分の仕事に誇りを持っているのなら、別の環境でも「結果」を出すことが出来ます。
今いる場所にこだわりすぎず、柔軟な対応で自分の心と身体を守るアプローチをしてくださいね。
相手の気持ちを変えるより、行動を起こすことで「自分をコントロールできないほどの怒り」とサヨナラしよう
「でも、そうは言っても、環境を変えるより
怒りを感じる相手が変わることに期待してもいいんじゃない?」と
あなたは感じたかもしれません。
確かに、環境を変える=転職活動をするこということには覚悟がいりますし、成功するとは限りません。
それなら、今いる環境が改善されることを待つことも選択肢のひとつです。
ですが…あまり人の行動に関して、期待をしすぎることは危険です。
なぜなら、自分の感情をコントロールしたり、自分自身の行動に変化を起こすことですら困難なのに、
自分の望むように相手が改善できるかというのは、ほぼゼロに近いことだからです。
それが、部署全体、企業全体レベルになると、個人で変化を起こすにも限度がありますし、周囲としても変化するより居心地が良く、このままでいようと働いているのかもしれません。
例えば、どうしても好きな人がいたとしても、相手にその気がなければ恋人になることは出来ませんよね?
それと同じ傾向です。
人の心や気持ちは変えられないけど 自分の感情は意識次第である程度コントロールが出来るようになります。
他人を変えようとするより、断然少ないコストで変化を生むことが出来るのなら、環境を変えることを恐れる必要はないのです。
いかがでしたか?もし、あなたが現職の空気に悩んでいるとしたら、
「怒り」の感情をコントロールすることで現状無理をしなくてもメンタルに良い働きが出来るというキッカケになれば幸いです。
あなたのメンタルフルネスのためにも
自分の感情というエネルギーをムダに相手のために消費することはやめてみましょう。
ですが、どうしようもない場合は転職や異動によって逃げることも大切です。
あなたのよりよいキャリアと、これからの貴重なリソースをムダにしないためにも検討してみてくださいね。