「継続出来ないのは弱者」…結果は意外なものかもしれません
「少しずつ前に進んでいるという感覚は、人間としてすごく大事。」
鈴木一郎
あなたはこの言葉をどこかで聞いたことがありますか?
この言葉や、元プロ野球選手でイチローと親しまれた鈴木一郎氏のものです。
一歩一歩進むことは、簡単なようで難しいですよね。
「とにかく続けることが大切」
「続けられなければ何も得られない」
「持続出来ない人は何をやらせてもダメ」
あなたはこんなこと言っている人を知っていたり言われたことがあるかもしれません。
持続は力なりという格言もあるように少しずつでも続けることで
自分の力になることは日本では強く支持されてきました。
持続こそが成功のもとという考え方です。
ですが、その反面、
◎1つのことを続けていくことは無理で挫折を繰り返してしまったり
◎持続させることそのものが目的になってしまって何のためにこれをやっているんだろう?と
漠然と繰り返してしまって
成長しているか実感がなく、持続している意味があるか分からなくなってしまったという意見も散見されます。
正直言って、「続ける」という言葉を口にすることは大切ですが、実際は持続させること自体「辛くて我慢の連続」と感じてしまいませんか?
継続することは難しい…でもそれって本当に正解ですか?
持続することは大切…頭で分かっていても、何度も挫折したり、継続することが難しいことは自分にとってハードルが高くなってしまいます。
続けることなんて向いてない…とため息をつきたくなりますが、人間はそもそも、同じことをルーティーン作業にする方が向いている傾向があるって知ってますか?
例えば、ルーティーン作業を持続することで身の危険を避けたり、無駄な労力を削ってエネルギーをムダにしないよう生きながらえるようにするのです。つまり、本能的に、逆に新しい習慣をまず嫌います。
なので、ルーティーン作業にしたいけど、始めたばかりで習慣になっていない状態が一番辛いのです。。。
本能的に苦手なばかりに、持続しようと積み重ねの1日目、3日目で諦めてしまうことも。
(精神的には1週間続けられるだけでもかなり負担がかかっているんですよ)
でも、逆に1週間・2週間の間に持続することで成果が出ると、今度は先にお伝えした本能がアシストしてくれるようになります。
つまり、今度は逆に「習慣を守らないと気持ち悪く感じるな」と思うのです。
これは、積み重ねの成功体験が出来ている実績でもあります。そうして
「成功体験」が出来てより継続しやすい環境づくりが出来るようになるんですよ。
ですが、先にお話したように1週間も続けることが苦痛で挫折したり、
1年、2年コツコツ持続しても結果が出ないと
ただただ惰性で目的自体が「継続すること」に変換してしまっている可能性があります。
こんな
1.継続できずに挫折してやめて別のものを「継続しはじめる」
2.継続出来てるけど目的が分からなくなった…「でもとりあえず続けてみよう」
という場合、どっちがあなたにとって成功になると思いますか?
正解は「1」の新しいことを見つけて、それを継続してみる です。
「え?挫折して新しいものをまた継続するって…
そんなんじゃ何も身に付かないじゃない?」と
思いましたか?
詳しくお話させていただきますね!
あなたは継続に囚われ過ぎてゴールを見失なってない?
辛いことを続けるのってかなり辛いものです。
元プロ野球選手のイチローこと鈴木一郎氏は先に紹介した言葉の他にさらに有名な
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」と
いう名言がありますが、
イチロー選手は好きな野球というフィールドでこれを実行しました。
ですが、もしあなたがイチロー選手に憧れて
野球したことないし、好きじゃないけど野球選手を目指しても、同じ記録を更新することは難しいと思いませんか?
例えお金が稼げるならイチロー選手のようにコツコツ練習してみよう!と思って
同じことをしたらかなりキツイどころではないと思います。
なぜなら、イチロー選手は使える時間を全て野球に注げるほど、向上心が高く、さらに持続することを楽しんでいたから。
イチロー選手はトップオブトップなので極端な例になってしましたが、
身近な例を出すと
「エンジニアが必要な社会だ!プログラミングを勉強しよう!」と思っても
実際行ってみるとつまらないし、集中出来なかったら続けることは難しくないですか?
「デザイナーに憧れる!パソコンもあるしちょっとデザインの勉強してみるか!」としても
思ったより楽じゃなく、見様見真似で作ったぐちゃぐちゃの広告デザイン作りに堪えられなくなってしまいませんか?
じゃあ、自分にはそもそも「継続」する才能がないんだ…と諦めてしまう…
というのは絶対にNGなんです。
なぜなら、
持続は力なりは1つのことを続けることだけではなく、
「続けられるもの」「成長出来るもの」に常に挑戦して
学び続けるという行動そのものを持続すべしという意味でもあるからです。
なので、「プログラミングは続けられなかった」
「デザインの勉強が続けられなかった」と悩んだら
次に続けるものを見つける行動をしてください。
「いつも挫折して、新しいものに挑戦するなんてダサいな…」
「仕事出来ない人みたいだな…」と
感じてしまうかもしれませんが、
結果や新しい学びがないのに「惰性」で「持続」している人より、ピッタリフィットするものを見つけた時に爆発的に成長出来る可能性があります。
もちろん、続けること自体難しいことなのは変わりありませんが、「自分は○○さんのようにコツコツ持続することが出来ないな…」と感じているとしたら、あなたが打ち込めるものを見つけてくださいね。
持続するということは難しい…それって仕事にも言える?
仕事でもなかなか打ち込めず、早期離職やジョブチェンジを繰り返してしまう場合もありますよね。
仕事は就いてみないと分からないものですし、仕事を覚えること自体「継続」する行為です。
また、「継続」が出来ない自分に、あなたは自信を失ってしまう場面もあるかもしれません。
ですが、イチロー選手の「継続は力」とは別に、「持続することは難しい。むしろ停滞したことで進化出来る」という言葉をラグビーの沢木敬介選手がおっしゃっています。
持続出来ないことは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、持続出来なかったことで、新しい自分の可能性や進化する見込みが生まれます。
なので、もしあなたが持続するべきか、変化を求めるか迷うように「転職を考えているけど、続けようか迷ってる」
「もっと楽しく働き続けられる場所があるんじゃないか」と感じているとしたら
あなたが持続することが楽しく、やりがいのある仕事へ転職することも間違いではありません。
ですが、そう思い立っても
「1年も続けられないの?」
「そんなんじゃどこもやっていけないよ」
「とにかく続けてみたらいいのに」
という言葉を投げかけられたことがあるかもしれません。
ですが、あなたにとって「興味を持てない」ものや
「好きではないもの」を続けることは
あなたの人生で大切なリソース(時間・資源)を奪う他に
やりがいや、その仕事が好きな人以上のスキルの獲得が難しくなってしまいます。
それでもまだその仕事は続けますか?
それとも、違う道を見つけますか?
正直、転職するには
2年以上の実務経験が必要だったり、早期離職はデメリットとなります。
ですが、今すぐじゃなくても
「あまり興味が持てない」
「スキルアップ出来ない」と悩んでいるのなら
ただ漠然と持続をするのではなく、
あなたの人生を豊かにするためにのアクションとして
「行動することを持続」してくださいね。
また、もし今すぐもと自分のキャリアを伸ばしていきたいと考えているとしたら
キャリアサポートを受けてみてくださいね。