休職中の転職活動についてよくある質問

Q.現在会社を休職しています。元々転職を考えていたのですが、休職中に転職活動をすることは可能ですか?
A.休職中の転職活動は可能です。
ただし、企業によっては休職中の転職活動を禁止する事項が就業規則に記載されているため、
もし転職活動をしていることを現職の会社に知られてしまうと現職の会社とトラブルになる可能性があります。

休職期間とは、あくまで復職することを前提としているため、休職中に転職活動していたことが知られてしまうと現職の会社に大きな不信感を与えてしまったり、最悪の場合、減給や降格・異動といった懲戒処分を受ける可能性も考えられます。

また、もし転職活動が思うように進まず復職した際に、職場の人間関係やあなたの今後の昇給・昇格などに影響を与えてしまう可能性があるため、
親しい先輩や同期にも転職活動について相談するのは控えた方が良いでしょう。

Q.20代で営業職をしていますが、現在家庭の事情で自己都合休職をしています。休職中に転職活動をしても良いのでしょうか?
A.自己都合での休職は現職に復職することを前提としたものなので、休職中の転職活動は推奨されることではないことを念頭に置いておきましょう。
企業によっては休職中の転職活動を禁止する事項が就業規則に記載されている場合があるので、
もし転職活動をしていることを現職の会社に知られてしまうと現職の会社とトラブルになる可能性も少なくありません。

そのため、もし休職中に転職活動を始めるなら
就業規則をきちんと確認した上で現職の会社に知られないように配慮して進めることが重要です。

※働ける状態だが自分の意思で長期的に会社を休むこと

Q.20代でパワハラによる精神的なストレスが原因で休職をしています。この期間に転職活動を行っても良いのですか?
A.休職に至った原因が会社にある場合は転職活動を行っても良いかもしれません。
あなたが長時間労働やパワハラなど疲労や精神的苦痛によりストレスが溜まり心身の不調をきたした場合は、休職の原因が現職の会社にあるといえます。

この場合、もし現職に復帰することができても、
再び健康を損ない休職せざるを得ない状態になりかねないので、現職の会社で労働環境の改善が見込めない場合は、休職中に転職活動を行う選択も検討してみてくださいね。

Q.心身の不調から休職中ですが、今のうちに転職活動を始めるか迷っています。このタイミングでの転職は控えた方が良いでしょうか?
A.体調が悪化する可能性がある場合は、控えた方が良いかもしれません。
心身の不調が回復しない状態で転職活動を行うと病状が悪化してしまう可能性があるので、
現在の健康状態をかかりつけの医師とも相談した上で転職活動をすべきかどうか判断してくださいね。

また、現職に復帰したい気持ちが少しでもあるならば、転職活動を始めるかどうか一度考え直してみることをおすすめします。

Q.現在20代で会社を休職しながら転職活動を進めています。面接選考では休職中の旨を話さないといけませんか?
A.結論から言うと、応募企業に休職中である旨を自分から伝える義務はありません。
ただし、実際に休職中に転職活動をしていたことが内定後や入社後に発覚して、内定取り消しや解雇となったケースも存在すると言われています。

なぜなら、企業は労働契約法において
「労働者の安全への配慮」が義務付けられており、
もし求職者が心身の病気や怪我により休職した事実を隠して契約を結んだ場合、就労後に安全配慮義務を果たせない可能性があるためです。

また、面接で「現在何か健康上の問題はありますか」など体調面に関する質問をされた際に、
虚偽の回答をした場合も経歴詐称と見なされ内定取り消しとなる可能性があるので、面接では自ら休職中であることを正直に伝えることをおすすめします。

Q.もし休職中に転職活動をした場合、転職先が決まった後に企業に休職中の事実が知られてしまう可能性はありますか?
A.入社後の手続きによって知られてしまう可能性があります。
例えば、「源泉徴収票」「住民税の納税額」を提出する際に、納税額が極端に少ない場合は休職を疑われてしまう可能性があるでしょう。

また、もし病気や負傷によって休職し、転職先で症状が再発・悪化した際には傷病手当などの再申請が必要となる可能性があり、手続きの担当者が受給条件の確認を行う際に過去の受給歴の照会から休職が発覚してしまうケースもあります。

さらに、入社後の健康診断で「業務に支障が出る」と判断された場合や病歴から休職が発覚した場合は、雇用契約を解除される可能性があることを念頭に置いておいてくださいね。

Q.休職中の転職活動で応募企業にマイナスな印象を与えないためのコツはありますか?
A.以下の3つのポイントを意識してみてください。
・自分自身や現職の企業に対するネガティブな表現は控える
・復職ではなく転職を選んだ理由を客観的に考えて伝える
・入社後は通常の勤務が可能なことをきちんと伝える

面接はあなたをアピールする場ですので、休職中であっても堂々と自信を持って受け答えをすることが大事です。

たとえ休職に至った原因が現職の労働環境にある場合も、現職の会社に対する愚痴や不満などを話すことは控え、面接では「客観的な事実」のみを伝えましょう。
例:「月の残業時間が100時間を超えていた」など

Q.現在休職中ですが20代で初めての転職を考えています。休職中に転職活動を始めるおすすめのタイミングはありますか?
A.おすすめのタイミングは「復職後に転職活動を始めること」です。
休職理由が心身の不調による場合、すでに会社に復帰していれば、業務に支障なく働けることを応募企業にアピールすることができるからです。

そのため、休職期間中には転職活動に向けて以下のような準備をしておくと復職後に余裕を持ってスタートを切ることができるはずです。
・今までのキャリアの棚卸し
・転職活動の軸を決める
・求人情報の収集
・企業研究

まずは健康管理を第一に、精神的にも安定して体調も落ち着いている時期に行うことがおすすめです。

もしあなたが「自力で転職活動を進められる自信がない」「休職していたので転職成功できるか不安が大きい」などと感じていたら、プロのキャリアアドバイザーに相談してみることも有効な手段の一つですよ。

転職活動を始めるのに少しでも不安や迷いがあれば、あなたが自信を持って進められる選択をしてみてくださいね。
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