20代、初めての転職だから不安…求人広告の正しい見方についてよくある質問
転職を考えたら、まずは身近な「求人」をチェックするもの。
ですが、社会人経験が少ないと「どうやって求人を見ればいいんだろう?」
「何を比較すれば自分にマッチした条件になるの?」
「結局、決め手になるのは?」などなど
いきなり転職を挫折させてしまうかもしれません。
もし、あなたがこれから転職を考えているとしたら、最後までチェックしてくださいね。
Q.自分に合った雇用形態が分からないのですが、どういった特徴がありますか?
以下のような特徴があります。
【正社員】
雇用期間の定めがなく、長く働くほど昇進や昇格に繋がる傾向にあります。
そのため、将来的に安定した収入が得られる可能性があると言えるでしょう。
ですが、異動や転勤を命じられた際は、原則的に拒否できないという点もあります。
【契約社員】
契約ごとに自分のやりたい仕事ができる可能性があり、専門的な業種でもキャリアを積んでいくことも可能だと言えます。
また、一般的に異動や転勤はありません。
ただし、契約更新できない場合や正社員と比べて給与や待遇に不満を感じる可能性もあるでしょう。
【派遣社員】
自分の条件とマッチした派遣先を選んで働ける可能性があります。
待遇や収入面が不安定な傾向にありますが、自分のライフスタイルに合わせて働きやすいと言えるでしょう。
Q.求人広告に表記されている給与は、額面と手取りのどちらですか?
特に表記がない限り、基本的に「額面」が表記されています。
どのような費用が差し引かれるかは企業によって異なるので、面接の際に実際の手取りがどれ程になるのか確認すると良いでしょう。
ただし、金額に関する質問はマイナスな印象を与えてしまう可能性がありますので、
面接官が話題を出した際に確認するなどタイミングには気をつけましょう。
Q.求人広告で「月給20万円以上」のように明確に表記されていない場合、実際の給与はいくらになりますか?
給与が明確に定められていない場合は、キャリアやスキルによって給与額が確定されます。
また面接時には、
記載されている給与は初任給の額なのか、
入社後に昇給できる上限の給与額なのか
などを確認すると良いでしょう。
もし面接で給与に関して質問する場合は
面接の早い段階から給与について
触れるとマイナスな印象を与えてしまう
可能性がありますので、
面接官が給与の話題を出した際に
確認することをおすすめします。
Q.求人広告の「社会保険完備」という表記には何が含まれていますか?
「雇用保険・労災保険・厚生年金保険・健康保険」の4つの保険が含まれています。
上記の4つの保険は、試用期間中であっても全て会社が用意するよう法律で定められています。
ですが、「雇用保険」と「労災保険」は全ての企業に加入が義務付けられている一方、
「厚生年金保険」と「健康保険」は加入を義務付けられていない企業もあります。
また、働く日数や労働時間によっては、
「雇用保険、厚生年金保険、健康保険」に加入できない場合もあります。
上記に当てはまる場合は社会保険完備の記載はないと思うので、自分の雇用条件で上記の保険に加入できるのか面接時に確認しておくと安心です。
Q.求人広告の「週休2日制」と「完全週休2日制」に違いはありますか?
以下のような違いがあります。
【週休2日制】
「1ヶ月のうちに最低1週は2日の休みがあること」
例をあげると、
1ヶ月のうち週休2日の週は1回だけで、
他の3週は週休1日の場合があるということです。
この場合は面接時に、具体的に月に
何日休めるのか確認しておくと良いでしょう。
【完全週休2日制】
「年間を通して1週間に2日は休みがあること」
この場合は、土日休みの場合や平日が休みの場合もあります。
Q.求人広告の「年間休日数」に有給休暇は含まれますか?
有給休暇は含まれません。
年間休日数に含まれるのは、
その企業に勤める全社員に適応される休日休暇のみとなります。
Q.求人広告の「フレックス制」とはどのような意味ですか?
フレックス制とは、始業・終業時刻を自由に選択できる制度のことです。
ですが、この場合「コアタイム」という
必ず勤務していなければならない時間が
定められている場合があります。
Q.求人広告の「裁量労働制」とは何ですか?どのようなメリットがありますか?
「裁量労働制」とは、実際に働いた時間に関係なく、企業と社員の間で定めた時間(みなし労働時間)を働いたものとみなしてその分の賃金が支払われる制度のことで、個人のペースで仕事を進めることができるメリットがあります。
【例】
一日のみなし労働時間を8時間と定めた場合、
所定の労働日に9時間働いても
残業時間が出ない代わりに、
別の日に一日7時間働いたとしても
一日の給与が減額されることはありません。
そのため、面接時には応募企業の
「みなし労働時間」がどのくらいなのか、
仕事量と求められる成果はどの程度なのかを
確認しておくと良いでしょう。
Q.求人広告の「未経験者歓迎」とはどのような人が対象になりますか?
一般的に以下のような人が対象となると言えるでしょう。
・社会人として企業に勤めた経験のない人
・異業種にキャリアチェンジ転職したい人
上記のような人は「未経験者歓迎」に当てはまると言えます。
また、パートやアルバイトは経験に含まれないことが一般的ですが、学生時代に学んだ知識や独学で勉強したスキルなど活かせる経験がある場合は積極的にアピールすると良いでしょう。
Q.求人広告の「第二新卒」とはどのような人ですか?
第二新卒とは、一般的に新卒で入社して3年未満の人を指します。
ですが第二新卒に明確な定義はなく、
一般的に20代半ば頃までが
第二新卒の上限であると言えます。
年齢制限について不安に感じる場合は
事前に応募企業の第二新卒に
該当する年齢を確認しておくと良いでしょう。
Q.求人広告に「交通費支給」と表記されている場合、交通費は全額出ますか?
「交通費支給」の場合、全額は支給されない可能性があります。
ですが、「交通費全額支給」という
表記がある場合は全額支給されるでしょう。
「交通費支給」表記の場合、
社内規定によって支給額が異なりますので
面接時に確認することをおすすめします。
Q.求人広告を見るときに注意すべき点はありますか?
以下のような点を注意しましょう。
・特記事項(備考)をチェックする
・歓迎スキル・必須スキルを確認する
特記事項欄には残業時間といった重要事項が記載されている場合がありますので、忘れずに確認するようにしましょう。
また、求められるスキルに関する記載は、
必須条件なのか?持っていると望ましい条件なのか?をきちんと把握して、自分が応募できる求人案件なのかしっかりと確認することが大切です。