自己肯定感を高めるヒントは●●の視点を持つこと
突然ですが、あなたはふとぶつけられた言葉を思い出すせいで、夜に眠れなくなったという経験はありませんか?
例えば、せっかくリラックスして眠りたいのに、
職場の上司から強く指摘された一言が頭によぎって悲しくなったり、
後輩の失礼な発言を思い出して悲しさや理不尽さで頭が混乱して眠気が飛んだり…
さらにその相手のことやその時の態度がフラッシュバックする事実にまたモヤモヤしたりなど。
もしかしたら、あなたがこのように他人の発言に影響されてしまうのは、
あなたの「自己肯定感が低いこと」が原因かもしれません。
自己肯定感が低い人は、周りが自分のことをどう思っているのか?といった、人の感情や周囲の評価に敏感な傾向にあります。
自己肯定感が低い場合、相手からいわれのない、悪意のある攻撃的な発言を受けたとしても、
相手に言い返す前に「自分は何か嫌味を言われるようなことを言ってしまったのか?」「自分のどこがダメだったんだろう?」と落ち込んで、自分でも自分を責めてしまうのです。
それは、自己肯定感が低い人は、
他人は自分よりも優秀だと無意識に思い込んで
「嫌われたらいけない」「認めてもらわなければいけない」という思考になりがちだからです。
もしかするとあなたも、失礼な態度を取ってくる後輩がいたとしても、失礼な態度を取られる自分に非があると捉えてしまうことがあるかもしれません。
しかし、あなたが「相手に自分を認めてもらわなければいけない」という思考が止められないと、
集団行動に苦手意識を持ってしまったり、必要以上に人間関係によるストレスや疲れが積み重なっていく原因となってしまう可能性も…。
そこで、あなたが職場のストレスを改善したいと思ったら、まずは相手が自分と異なる価値観を持って生きていることを認識することが大事です。
そもそも、価値観が合わない相手に無理して合わせる必要はありません。
もしあなたが職場の人間関係が上手くいかずに落ち込んだり精神的に疲れてしまった場合は
「価値観が合わないから仕方ない」と割り切って考えることも必要ですよ。
また自己肯定感が低い場合、ストレスを我慢してしまう癖があるかもしれません。
そんな時は決して一人で悩みを抱えるのではなく、できるだけ早く家族や親しい友人に相談することをおすすめします。
あなたが現在の職場で働き続ける自信を無くしていたとしたら、新しい環境を見つけるために何かアクションを起こすだけでも心の負担が軽くなったり、働くことに前向きになれるかもしれません。
今回は、「自己肯定感を下げる悪習慣と改善方法」についてお話しいたしますので、自己肯定感が低いことでストレスや悩みを抱えていたら、ぜひ最後までチェックしてみてください!
自己肯定感が上がらない3つの悪習慣
問題を解決する前に、まずはあなたが無意識にしてしまっている自己肯定感を低くしてしまう習慣を意識することが大切です。
あなたの自己肯定感が上がらない原因は、以下のような習慣が身についているからかもしれません。
■ネガティブな思い込みをしてしまう
「頼まれた仕事を断ったら嫌われるかもしれない」
「仕事を頼んだら迷惑をかけるかもしれない」
「飲み会の誘いを断ったらノリの悪い奴だと思われるかもしれない」
あなたはこのように常に他人を意識し、自分を犠牲にしても仕事を引き受けたり相手を優先して行動していませんか?
他人を優先するとあなた自身の作業ペースが落ちるだけでなく、
「あの人には何を言っても大丈夫」
「あの人に頼めば何とかしてくれる」
と周囲から都合の良い人だと認識されてしまう可能性も考えられます。
すると、都合よく仕事を押し付けられることが増えたり、精神的な余裕がなくなって注意力が低下し、最悪の場合、会社全体の利益に関わる重大なミスにも繋がりかねません。
自己犠牲の精神が強すぎると自分にとっても他者にとってもマイナスな方向にはたらいてしまう場合もあるので、まずはあなた自身の「思い込み」に気づくことが大事です。
■完璧主義的な考え方をしてしまう
あなたが完璧主義の傾向がある場合、自分が納得するクオリティになるまでこだわって仕事をしがちかもしれません。
丁寧な仕事はミスを減らすことにも繋がりますが、
「もっと頑張らなくてはいけない」
「もっと良いデザインに修正できるはず」
と1つ1つの作業にこだわりすぎてしまうと
しだいに小さなミスでも許せなくなる可能性があります。
自分の理想どおりに仕事をこなせないと「どうして自分はこんなことも出来ないんだ」と、自己否定に繋がったり大きなストレスを生んでしまうことにもなりかねません。
ですので、必ずしも100%のクオリティを目指すのではなく、
「提出した資料に修正がたくさん見つかったけど、期限を必ず守るのが私の長所なのでそこは大切にしていきたい」
というようにあなた自身の長所をまずは褒めて、さらに伸ばすことが出来ないか考えてみることも必要です。
そして、仕事であっても少しのミスであれば許容できるように考え方を意識的に変えてみることも重要ですよ。
■あなたに合っていない仕事をしている
あなたの性格や適性、現状のスキルと見合っていない仕事を続けていると精神的なストレスや負担を感じやすいでしょう。
あなたが不得意な仕事で成果を上げなければいけない場合、努力しても思うように結果に繋がらず自信を失ってしまったり
「会社=苦手なこと・イヤなことをする場所」というイメージを持ってしまい、仕事のモチベーションを維持しにくいかもしれません。
このように成功体験を積みにくい環境で仕事を続けた結果、成長できない自分に対する自己嫌悪や、会社でなかなか評価してもらえない焦りから、あなたの自己肯定感はますます下がってしまう可能性があるのです。
そのため、もし現在、あなたの不得意なことや向いていない環境で働き続けることが難しいと感じた場合には、
早めに新しい環境・働き方を見つけることをおすすめします。
現時点であなたに向いている仕事や働き方、職場環境が分からないのなら
まずはあなたの現状を整理して、あなたに合った環境を判断してみると良いかもしれません。
自己肯定感を高めるヒントは●●の視点に立つこと
これまで、自己肯定感を下げる悪習慣についてお話いたしましたが、
あなたが「自己肯定感が低いけど、仕事でミスしても自分を追い詰めずに前向きに考えられるようになりたい!」と思ったら、
第三者の視点に立って解決策を考えてみることが大事です。
第三者の視点に立つことで、あなたの置かれている環境や状況を、思い込みやネガティブな視点に囚われずに知ることが出来るので、
問題を解決したり、職場の不安に感じる点と自分を分離して考えることが出来ますよ。
でも、そうは言っても第三者として自分自身を客観的に見ることは簡単ではありませんよね?
そんな時は、「もし自分が親しい友人だったらどのような言葉をかけるか?想像してみてください。
あなたは自己肯定感が低く悩んでいる友人に対して
「どうして同期は仕事ができるのに、あなたはできないの?」
「いつまでも悩んでいるとこっちも暗い気分になるからやめてほしい」
このような言葉はかけないはずですよね。
きっと相手の気持ちを汲み取って
「あなたにはあなたの良いところがあるし、比べる必要はないよ」
「失敗するときもあるし、この経験を次に活かせばいいよ」
このように励ましの言葉をかけたり解決のためのアドバイスをしたりと、思いやりをもって接すると思います。
“友人”という第三者の視点に立ってあなた自身の問題を見てみると、
自分の問題に対しても否定ではなく思いやりを向け、前向きに考えることができますし、
別の角度から現状を見つめ直すきっかけにもなりますよね。
自分自身に対して思いやりの心を持つことは、自己肯定感を高める効果も期待できますよ。
ですが、そうは言っても、当然あなたの抱える悩みや不安が大きいとポジティブに考えることは難しいですし、仕事でやりたいことがあっても踏み出せずに行動力もなくしてしまいますよね。
もしあなたが現在の職場で働き続ける自信を無くしていたとしたら、新しい環境を見つけるために何かアクションを起こすだけでも心の負担が軽くなる可能性もあります。