インセンティブ制度のある働き方に関するよくある質問

Q.転職活動中に求人情報を見ていると「インセンティブあり」と書いてありました。インセンティブとは何ですか?
A.インセンティブとは社員のモチベーションを維持するため、目標を達成した際に支給される報酬のことを指します。
インセンティブ制度の具体的な内容は会社によって異なりますが、一般的に以下のような形で支給されるでしょう。

【金銭の場合の例】
・給与や賞与に上乗せされる報奨金

【金銭以外の場合の例】
・社内表彰(社長賞や月間・年間MVPなど)
・食事(食事券、社長との会食など)
・物品(高級万年筆、スーツのギフト券など)
・旅行(海外旅行など)
・研修(資格の講座や社外研修への参加など)

また、転職を希望する会社がどのような形で
インセンティブを支給しているのか事前に調べておきましょう。

Q.インセンティブ制度のある企業に転職予定です。インセンティブ制度とはどんなものですか?
A.インセンティブ制度は目標達成など成果を上げると報酬が支払われる規定のことを指します。
一般的に毎月の基本給にプラスして支給され、
個人やグループ全体での目標達成が条件となるでしょう。
【例】目標を達成したら売上の○%を支給
営業職→契約件数、売り上げ、販売量、契約規模などの目標
事務職→特定の課題や目標

Q.インセンティブ制度と歩合制に違いはありますか?
A.一般的に「インセンティブ制度」と「歩合制」はほとんど同じ意味で使われています。
ただし、一般的にインセンティブ制度の場合は
「固定給+インセンティブ」という表現で、
歩合制の場合は固定給のない「完全歩合制」という意味で使われることが多いでしょう。
いずれも、どの表現を使うかは会社によって異なりますので希望の企業に該当する場合は内容の確認をすることが重要です。

Q.歩合制を導入している企業に転職を考えています。歩合制とはどんな制度ですか?
A.実績に応じて一律の割合で報酬が支給される制度のことを指します。
【例】契約1件ごとに○○円を支給
歩合制は成果に応じて支給額が変動する仕組みとなっており、
「固定給+歩合制」と「完全歩合制」の2種類があります。

【固定給+歩合制】
毎月一定の「固定給」が支給され、そこに歩合が上乗せされます。
固定給と歩合の割合は企業によって異なります。

【完全歩合制】(フルコミッション)
固定給はなく、歩合のみが支給されます。
また、労働基準法で雇用契約を結んだ場合は適用できず、個人事業主(フリーランス)として業務委託契約を結んだ場合のみ適用されます。

安定した生活を望む場合は、
成績が思わしくなくても収入がゼロになることのない「固定給+歩合制」、
自由に働きたい自分の結果に応じた給与が得たいなど上昇志向がある場合は、
自分で業績を上げて報酬に反映することのできる「完全歩合制」が向いているでしょう。

※「歩合」…成績や売り上げに応じた報酬

Q.インセンティブ制度のある企業に転職する場合のメリットはありますか?
A.一般的に以下のようなメリットがあるとされています。
・年齢や経験、勤続年数にかかわらず成果に応じた給与を得ることができる
・目標を達成することで仕事のモチベーションアップに繋がる
・収入に上限がない場合は、成績を上げれば上げるほど収入がアップする

インセンティブ制度では成果がそのまま評価されて収入に反映されますので、実績が目に見えてわかることで若いうちからモチベーションを保って働くことができるでしょう。

Q.インセンティブ制度のある企業に転職する場合のデメリットはありますか?
A.一般的に以下のようなデメリットがあるとされています。
・成果によって給与が変動するので、毎月の収入が安定しない
・実績によってはインセンティブの報酬がない可能性がある
・チーム全体の評価でインセンティブの報酬が出る場合、成果が出ないとプレッシャーを感じてしまう

また、インセンティブ制度では成果が重視されるため、個人の成績によりインセンティブが支給される場合は競争意識が生まれてチームワークが高まりにくいという問題も考えられます。

Q.インセンティブ制度や歩合制のある職種にはどんなものがありますか?
A.一般的に以下のような職種があります。

【固定給+インセンティブ(歩合)の場合】
・不動産営業
・保険営業(生保レディ)
・広告営業(美容・旅行・飲食サイト)
・コールセンター
・アパレル販売
・人材コーディネーター
・ブライダルコーディネーター
・インフラエンジニア
・ジムのインストラクター

【完全歩合制またはインセンティブのみの場合】
・不動産営業
・保険営業(外資系保険会社)
・タクシードライバー
・自動車のディーラー
・美容師
・エステサロンのスタッフ
・ジムのインストラクター
・フリーランスのデザイナーやライター

※上記の職種に必ずしもインセンティブ制度や歩合制が導入されているとは限りません。

Q.転職先の会社にインセンティブ制度の詳細について質問したいのですが、どのタイミングで聞いたら良いですか?
A.以下のようなタイミングで質問すると良いでしょう。

■一次面接の逆質問の時
質問の際は、基本的に会社の規定に従うという意思を伝えましょう。

■内定通知後に労働条件について通知された時
支給される金額の計算方法やタイミングなどを確認しましょう。

また、求人情報上で「インセンティブ制あり」と記載されていても、内容がいわゆる「歩合制」の制度の場合もあります。
そのため、面接の際にはインセンティブの詳細を確認するようにしましょう。

Q.インセンティブ制度のある企業への転職を考えています。なにか注意点はありますか?
A.以下の2点に注意しましょう。

■目標達成や成果を重視される場合が多い
インセンティブ制度を取り入れている企業では、目標達成への意欲と責任をもって仕事をすることが重要視されます。
特に未経験職種へ転職する場合は、仕事内容や一日のスケジュールを確認してインセンティブを受け取るに十分な成果を上げられるかどうか応募する前にイメージしておくと良いでしょう。

■必ずしも金銭や給与の形でインセンティブが支給されるわけではない
金銭でなくても支給されたものをモチベーションとして働くことができるかが重要です。
面接時にどのような形でインセンティブが支給されるのか事前に確認しておくと良いでしょう。

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