転職時のボーナスに関するよくある質問

Q.ボーナス支給日の前に退職しても、ボーナスの査定期間に在職していればボーナスを受け取ることはできますか?
A.査定期間に在職していても受け取れるとは限りません。
支給日の前に退職した場合にボーナスを受け取れるかどうかは会社の賃金規程で定められていますので、あなたは支給対象かどうか確認してみてください。
「○月末日時点で在籍している場合はボーナス支給対象」のように在籍日で規定されている場合があります。

また、査定期間が終わっていてもボーナスがもらえない可能性もありますので、どうしてもボーナスを受け取りたい場合は支給日に在籍していることが望ましいでしょう。

Q.退職前の有休消化期間でもボーナスはもらえますか?
A.就業規則に記載がある場合、受け取ることができます。
有給期間であっても在職中ですので原則としてボーナスをもらうことはできますが、減額されてしまう可能性があります。
ボーナスの査定において「成果に対する評価」以外にも、「今後の業績・成果への期待を含める」と定められている場合に退職する際は、
その分のボーナスが減額される可能性がありますので勤め先の会社の給与規程を確認してみましょう。

Q.ボーナスを受け取ってから転職したいのですが、退職の意思を伝えるタイミングはいつが良いですか?
A.ボーナス支給後に伝えると良いでしょう。
もし支給前に退職の意思を伝えた場合、
ボーナスを減額されたり、ボーナス支給日の前に
退職日を設定するよう促されてしまう可能性があります。
ですので、ボーナスを受け取りたい場合はできるだけ支給後に退職の意思を伝えましょう。
また、支給後1〜2週間以上経ってから退職届を出すと、職場での印象も悪くなりにくいでしょう。

ただし、ボーナスの支給条件などは法律で定められていませんので、基本的には会社の規則に従うことになり、もし減額されても違法にはならないことは理解しておきましょう。

Q.ボーナスの支給後に退職を伝えたら、ボーナスを返還するよう言われました。この場合、返還しなくてはいけませんか?
A.一般的に、すでに支給されたボーナスは返還しなくても良いでしょう。
原則としてボーナスの査定では評価期間内での成果に応じて支給額が決定しますので、
もし支給後に返還を求められても、その評価期間に勤務した期間の割合や成果に応じたボーナスを請求できる場合があります。

ただし、会社の就業規則・賞与規程に
「半年以内に退職する場合は支給額の半分を返還する」といった返金に関する記載がある場合は、返還しなければいけない可能性もありますので確認しておくことをおすすめします。
また、もしボーナスの返還について会社と話し合いをしても納得できる答えが得られない場合は、弁護士などに相談してみることをおすすめします。

Q.勤めている会社が年俸制なのですが、退職時にボーナス分の支給額を返還しなければいけませんか?
A.すでに支給されている場合、返還を行う必要はありません。
また、退職を理由にボーナスを返還する必要はありませんので、毎月の給料に含まれているボーナス分は受け取ることができるでしょう。

※年俸制とは、1年単位で給与総額を決定する給与形態のこと。

Q.現在、年俸制の会社に勤めています。年内に転職をする予定ですが、
年俸制とは別でボーナスが支給される場合、退職前に受け取ることはできますか?

A.会社に在籍していた期間分であれば、ボーナスを受け取れる可能性があります。
例えば、ボーナスが年1回・12月に支払われる場合、8月に退職すると8ヵ月分のボーナスを退職時に受け取れる場合があります。

ですが、ボーナスを支給する判断は会社によっては異なりますので、就業規則や賞与規程をきちんと確認しておきましょう。

Q.現職をボーナスをもらった後に転職したいのですが、どんなスケジュールで転職活動をすれば良いですか?
A.以下のようなスケジュールで転職活動をすると良いでしょう。

【夏のボーナスを受け取りたい例】
(7月に支給される場合)
5~6月・・・転職活動をする
7月・・・ボーナス支給後、会社に退職の意思を伝える
8月・・・退職する

【冬のボーナスを受け取りたい例】
(12月に支給される場合)
10月~11月・・・転職活動をする
12月・・・ボーナス支給後、会社に退職の意思を伝える
1月・・・退職する

また、ボーナスを優先することにかかわらず
いずれも引き継ぎ作業や有休消化期間を考慮した上で退職日を設定し、円満退社することが大事です。

Q.転職でボーナス支給を考える時の注意点はありますか?
A.以下の2点に注意しましょう。
・現職と転職先のボーナスの優先順位度を決めて転職活動を行う
・ボーナスをもらうことばかりを考えて、転職の機会を逃すことのないよう気をつける

また、一般的に入社後の試用期間はボーナスの評価期間には含まれませんので、場合によっては転職先の初ボーナスを諦める必要があります。
そのため、転職先のボーナスを優先したい場合は早めに転職することで、長期的に考えてボーナスを多く受け取ることができる可能性もあります。

もしあなた一人で転職のタイミングを判断するのが不安な場合は、転職エージェントサービスを活用すると転職活動の進め方やスケジュール管理についてアドバイスをもらうこともできますので検討してみると良いでしょう。
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