転職活動の福利厚生についてよくある質問

Q.20代で初めて転職活動を始めようと考えています。転職先を決める基準として企業の福利厚生はどんなものが一般的か知りたいです。
A.一般的に福利厚生は以下の2種類に分けられます。

〈法定福利厚生〉
法定福利厚生は、企業が負担することが法律で義務づけられています。
例:健康保険、雇用保険、厚生年金保険、労災保険、介護保険など
〈法定外福利厚生〉
法定外福利厚生は、企業が任意で支給しています。
例:交通費、住宅手当、家賃補助、食事補助、健康診断、育児支援、退職金、介護支援、資格取得手当など

一般的に規模の大きい企業ほど「法定外福利厚生」が充実している傾向にあります。
企業が提供している福利厚生があなたの生活やキャリアに役立てられるか、仕事のモチベーションに繋がるかを考えましょう。

Q.転職活動中の20代です。福利厚生を企業選びの決め手にするのはありですか?
A.福利厚生だけで企業を選ぶのはおすすめできません。
なぜならば、「法定外福利」は企業の業績悪化や経営方針の変更などで内容が変わることがあるからです。
そのため、福利厚生だけに魅力を感じて入社を決めてしまうと、福利厚生が変更された場合に急に働きづらさを感じたり、生活の余裕がなくなってしまう可能性があります。

転職活動では福利厚生だけでなく、
仕事内容や企業理念などを入念にリサーチして
あなたに合っている企業を選ぶようにしましょう。

Q.現在20代で転職活動をしています。福利厚生をチェックする際のポイントはありますか?
A.現職と同じ福利厚生があるかどうかを確認することです。
これまで前提として受けてきた制度や手当がなくなり全て自己負担になると、生活が厳しくなったり働き方に不満を感じてしまう可能性があります。

そのため、まずは応募企業のホームページや求人情報に記載されている福利厚生一覧などを確認してみましょう。
現職の福利厚生と比較してみて、
転職した場合に今後の生活がどう変わるのかを
具体的に想定してみると転職後にミスマッチを感じにくいはずです。
特に大手企業から転職する際は、賞与や退職金の有無も確認しておくことをおすすめします。

Q.20代で転職活動中です。求人票で福利厚生を確認する際に注意すべきことはありますか?
A.求人票に記載されている月給が手当込みかどうかをチェックすることです。
書面で給与条件を確認する際に、基本給や手当、固定残業代など給与の内訳を確認しておきましょう。

また、もし福利厚生に関する記載がない場合は、一部の福利厚生が対応していない可能性があります。
特に「法定福利厚生」については入社前に必ず確認しておくことをおすすめします。

Q.現在20代で転職活動中ですが、求人票に「社会保険完備」と書かれていない場合、社会保険には加入できないのですか?
A.求人票に「社会保険完備」の記載がないからといって、必ずしも社会保険に加入できないわけではありません。
原則として企業は従業員の社会保険への加入が義務づけられているため、
わざわざ求人票に「社会保険完備」と記載をしていない企業もあるからです。

ただし、もし入社後の試用期間に社会保険に加入できないと言われたら注意が必要です。
一定の条件を除き、従業員は試用期間中でも社会保険に加入する義務があることを覚えておいてくださいね。

※社会保険(健康保険、雇用保険、厚生年金保険、労災保険)について対応していることを示す。

Q.20代で初めての転職を考えています。企業選びでは福利厚生を重視すべきですか?
A.企業選びで何を重視するかは、個人によって様々です。
あらかじめ転職活動の軸を決めておくとあなたが重視すべき条件が明らかになりますよ。
そのために、以下のような転職の軸を考えるポイントをチェックしてみてくださいね。

◎業務について【仕事内容、仕事の範囲、ポジションなど】
・今までの経験やスキルが活かせるか
・キャリアアップできるか
・未経験でもチャレンジできるか
・応募企業が扱う商品が好きか
・専門スキル・経験を積んでいくことは可能か
・海外赴任や海外出張が可能か

◎待遇に関して【給与、福利厚生、勤務形態、労働時間など】
・給与アップは可能か
・フレックス制で働けるか
・過度な残業が発生しないか

◎労働環境に関して【勤務先、オフィスの雰囲気、教育環境など】
・全社員が意見をできる環境か
・優秀な社員が多いかどうか
・中途社員へのサポートはあるか

上記のような転職活動の軸の決め手となる条件から
あなたの実務経験や実績を客観的に理解した上で
どうしても譲れない条件から優先順位をつけてみてくださいね。

もし「転職活動の軸は決まっているけど自分の判断に自信が持てない」
「転職の目的が曖昧で、自己分析のやり方も分からない」という場合は、第三者からの客観的な意見を参考にすることもおすすめですよ。

転職活動は必ずしも自力で行うものではありませんので、少しでも迷っていたらまずは相談することから検討してみてくださいね。
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