同業他社への転職に関してよくある質問

Q.現在20代で営業職をしていますが同じ業界の違う職種に転職したいと考えています。同業他社への転職は禁止だと聞きましたが、本当ですか?
A.企業の就業規則によって異なりますので、転職活動を始める前に現職の就業規則を確認してみましょう。
就業規則に「競業避止義務」が定められている場合は慎重に検討しなくてはいけません。

「競業避止義務」とは、
退職後に同業他社へ転職したり同業種の会社を起業をするなどして、
会社独自の技術やノウハウ、顧客情報などを利用してはならないという義務のこと

一般的に、就業規則や雇用契約書、入社時の誓約書などに記載されており、退職後も別途、契約書や誓約書などを取り交わす場合があります。

万が一、あなたが退職後も「競業避止義務」を負うことに同意した場合に同業他社に転職すると、
損害賠償請求などで訴えられる可能性があるので、同業他社へ転職する際は就業規則の確認を第一に行ってくださいね。

Q.20代で同業他社への転職を考えています。面接時に前職について質問をされた際に注意すべきことはありますか?
A.前職の機密情報は漏らさないことです。
前職について話を聞かれた際に機密情報まで話してしまうと「不正競争防止法違反」に問われてしまう可能性があるので、決して前職の機密情報は漏らさないよう注意してくださいね。

Q.パワハラによって前職を退職しました。現在20代で同業他社で仕事を探していますが、面接時に退職理由を聞かれたら正直に話しても大丈夫ですか?
A.退職理由がネガティブな場合は、ポジティブな表現に言い換えて話しましょう。
同業他社の場合、業務内容に大きな違いが少ないはずです。
そのため、もし同業他社にも当てはまる退職理由を伝えてしまうと、面接官からは「入社しても同じような理由でまた退職してしまうのでは?」と疑問に感じられてしまう可能性があります。
そこで退職理由は以下のように「ポジティブな理由」に言い換えて好印象に繋げることがポイントです。
【例】
・前職で出来なかった分野の仕事がしたい
・もっと高い目標を持ってスキルアップしていきたい

Q.20代で同業他社への転職を目指しています。退職時に気を付けるべきことは何かありますか?
A.円満退職を心がけることです。
同業他社に転職する場合、取引先やセミナーなどで前職の社員と再会する可能性があります。
ですので、退職時は、お世話になった人には社内外問わず挨拶をしたり、業務の引継ぎは丁寧に最後まで責任を持って行うことで円満退職に繋げることが重要ですよ。

Q.新卒2年目で同業他社に転職したいと考えています。志望動機を伝える際のポイントはありますか?
A.志望動機には、応募企業でなくてはいけない理由を前向きに伝えることです。
具体的には、
・応募企業での業務内容は今までのスキルや経験、知識を活かせること
・応募企業の業務内容を通じてキャリアアップが出来ること
・応募企業の発展のためにどのように貢献できるのか
上記の内容を簡潔に伝えることがポイントです。

また、応募企業でなくてはいけない理由として「社風の良さや業績の良さに魅力を感じた」と伝えるだけでは、社風が合わなかったら?業績が悪くなったら辞めるのか?と疑問に感じられてしまうかもしれません。
ですので、あなたの持つスキルを発揮して業務に貢献出来ることをアピールすると効果的ですよ。

Q.20代で同業他社にキャリアアップ転職を目指しています。面接で志望動機を答える際に注意すべきことはありますか?
A.過度な自己アピールは控えることです。
同業他社に転職する場合は、スキルや経験を持っていることが前提となるため、
アピールしすぎるとあなたの実力以上の期待をされてしまい、入社してすぐに責任のあるポジションを任される可能性もあります。
中途採用では即戦力が求められていますが、面接時に過度な自己アピールをすることは控えるよう心掛けてみてくださいね。

また、キャリアアップについて触れるなら、
「応募企業では前職で携われなかった分野の仕事ができ、それがキャリアアップに繋がる」
「今まで培ったスキルを活かしながら応募企業での業務を通してもっと高度なスキルを身に付けたい」
という旨をアピールすると仕事への意欲や向上心を持っていることが理解してもらいやすくなるはずです。

まずは企業研究や自己分析を念入りに行い、現在あなたが業務に活かせる十分なスキルを持っているかを把握することが第一歩です。
そして、あなたが転職後もトラブルなく安心して働き続けるためにプロのキャリアアドバイザーと転職活動を進めることも検討してみてくださいね。
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