採用が不安定な状態が続くと、採用は「前に進んでいるのに戻るもの」になります。
応募が来る週もあれば、急に人が来ない週もある。
面接まで進むのに、決まりきらないまま終わる。
採用が動いている途中で揺れが増えるほど、結果よりも途中の手触りが強く残っていきます。
現場を持つ仕事では、忙しさの波がそのまま採用の波になります。
返信が遅れる日が続き、日程が決まりにくくなり、話が薄くなっていく。
そうした小さなズレが積み重なると、応募が集まらない日と、動いた日の差だけが目立っていきます。
採用が不安定という言葉は、説明より先に、感覚として定着してしまいます。
採用が動いている途中は、区切りが少ないまま続きます。
応募が入った時点では安心できず、面接が決まっても落ち着かない。
決まりそうで辞退が多い形になることもあり、どこで変化が起きたのかが曖昧なまま終わります。
振り返ろうとしても、出来事だけが点で残り、流れとしてのつながりが思い出せません。
止まった理由を言葉にする前に次の連絡が入り、また同じ途中が始まります。
採用が不安定な状態が続くと、この「思い出せなさ」が次の動きにも影を落とし、揺れが揺れを呼ぶようになります。
不安定さを説明しようとすると、時期や媒体の話に寄りがちです。
しかし、採用が動いている途中の揺れが整理されないままだと、毎回ゼロから始まる感覚になります。
動いているのに整わない、という感覚だけが残り、何を変えたらいいのかも定まりません。
そのとき、採用拠点という呼び名が、答えではなく視点の名前として残ることがあります。
点を追うのではなく、流れを置き直したい気配だけが残るからです。
この状態は、
「採用ページ」や「採用拠点」という
考え方で整理されていきます。
途中の揺れは、これは「採用ページ」とは何か、「採用拠点」とは何か、という見方に触れたときに、少しずつ輪郭を持ち始めることがあります。