採用ページは、
人が増えてから必要になるもの。
今はまだスタッフも少ないし、
正直、採用ページはいらないかもしれない。
そう感じるのは、
とても自然なことです。
小規模な職場では、
採用や説明は、その都度対応できます。
実際、
大きな問題が表に出ていないことも多い。
だから、
「今はまだ大丈夫」
「必要になったら考えればいい」
そう考えるのも、無理はありません。
ただ、小規模な職場ほど、
上に立つ立場の人が担う役割は広くなります。
その中で、
採用や考え方の共有も担っています。
すべてを毎日、
すべての時間帯で、
同じ温度で見続ける。
それを一人で何とか続けることは、
不可能ではありません。
ただ、そのためには、
多くの時間と意識を割き続ける必要があります。
その結果として、
こうしたことが、
少しずつ後回しになっていきます。
どこかを守るために、
どこかが削られていく。
その状態が、
知らないうちに続いてしまいます。
スタッフは、
そのため、
こうしたズレが、
意図せず残っていきます。
少人数のうちは、
それが表に出にくいだけです。
仮に、
この先も少人数の体制が続いたとしても、
という状態にはなりません。
人が変わり、
時間帯が変わり、
状況が変わるたびに、
解釈は少しずつずれていきます。
これは、
規模の問題というより、
構造の問題です。
そしてもし、
事業がうまく回り始め、
スタッフが増えていったとき。
その時に起きるのは、
新しい問題が突然生まれることではありません。
これまで静かに積み重なっていたズレが、
見える形になるということです。
人数が増えるほど、
あとから揃え直すことは難しくなります。
この段階になると、
といったことが、
時間的にも現実的にも難しくなります。
問題は、
その時に初めて起きたのではなく、
前からあったものが修正できなくなっただけです。
採用ページは、
というだけのものではありません。
いま起きている小さなズレを、
これ以上積み上げないため
そして
もし増えたときにも、致命的にならないため
その両方を支える役割を持っています。
考え方や判断の前提が、
言語として残っていて、
いつでも立ち返れる。
応募前も、
採用合格後も、
勤務開始後も。
採用ページが、
そうした採用拠点として機能していれば、
同じ考え方を共有し続けることができます。
ここで書いてきた内容は、
小規模・多店舗で採用が壊れやすい理由の一側面です。
これらの前提となる考え方は、
中核となるコラムで整理しています。