採用ページを「集客ツール」として扱うと、なぜ失敗するのか

採用ページを作る目的として、
よく聞く言葉があります。

「応募を増やしたい」
「できるだけ多くの人に見てもらいたい」

この考え方自体は、
間違っているわけではありません。
ですが、ここにも見落とされやすい罠があります。

集客を目的にした瞬間、役割がズレる

採用ページを
「集客ツール」として扱い始めると、
ページの設計は自然とこうなります。

  • ・間口を広くする
  • ・良さを強調する
  • ・ネガティブな要素を避ける

一見、合理的です。
ですが、その結果として起きるのは、

判断材料が減っていくことです。

数を集めるほど、ズレも集まる

間口を広げれば、
応募は増えるかもしれません。

しかし同時に、

  • ・期待値が揃わない
  • ・前提が共有されない
  • ・合わない人も入りやすくなる

という状態も生まれます。

採用ページが
「多くの人に届くこと」を目的にすると、
「合う・合わない」を分ける力は弱まります。

採用ページが支えるべき判断は別にある

採用ページが本来支えるべきなのは、
集客の成果ではありません。

「この職場で働くかどうか」
という、個別で具体的な判断です。

その判断を支えるためには、

  • ・考え方
  • ・判断の基準
  • ・違和感が生じやすいポイント

が、整理されている必要があります。

集客と判断は、同じ方向を向かない

集客は「広げる」行為です。
判断は「絞る」行為です。

この二つを
同じページで同時にやろうとすると、
どちらも中途半端になります。

だからこそ、
採用ページを
集客ツールとして扱うほど、
機能しなくなっていきます。

ここで、拠点という考え方が効いてくる

採用に関する判断を、
どこか一か所に集約できていれば、
集客と判断を分けて考えられます。

採用ページが、
採用に関する判断が集約される拠点として
機能していれば、

  • ・集客は別の導線で行う
  • ・判断はここで支える

という役割分担が可能になります。

採用ページは、数を集める場所ではない

採用ページは、
多くの人を集めるための場所ではありません。

納得した人が、
自分で選び続けられる状態をつくる場所
です。

そのためには、
集客の論理から
一度切り離して考える必要があります。

採用ページは「採用拠点」として使われているか

判断に迷ったとき、
説明に困ったとき、
認識をそろえたいとき。

そのたびに立ち返れる。

採用ページが
採用に関する判断が集約される「採用拠点」として
使われているなら、
集客ツールとして扱う必要はなくなります。

この話の前提にある考え方

ここで書いた内容は、
「集客」という切り口の一側面です。

  • ・なぜ集客と判断を分ける必要があるのか
  • ・なぜ採用ページを拠点として考えるのか
  • ・なぜ役割分担が重要なのか

これらの前提となる考え方は、
中核となるコラムで整理しています。

採用ページとは何か/採用拠点という考え方についてはこちら ⇒

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